2024.11.9 セブンの物まねアイスショーが惨劇の舞台に【ザ・ボーイズ シーズン4 エピソード3,4】
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評価:3
■ヒトコト感想
ここへきてスターライトとホームランダーのそれぞれの組織の対立が強くなる。セイジがその頭脳を使い様々な策略を練る。ボーイズたちは相変わらずニューマンをどのように排除するかだけに心血を注いでおり、その助けとしてAトレインを仲間に引き入れようとする。混沌とする中で、ホームランダーは幼い自分をひたすら研究材料としてきた組織に対して今更ながら復讐をする。
これが妙に恐ろしい。あのホームランダーのひきつった笑いで研究所の者たちへアイスケーキを配るのだが…。不気味すぎる。自分が幼いころに実験と称して拷問されてきた数々の仕打ちをすべて相手にやり返している。いつにもましてスプラッターな描写が激しいのがポイントかもしれない。
■ストーリー
来たる12月、然るべき形のクリスマスの物語がヴォートコイン・アリーナで語られる。ヴォートがお贈りする氷上のパフォーマンス、ヴォート・オン・アイス。VoughtOnIce.comでチケット好評発売中!ヴォート・ニュース・ネットワークにて新シリーズ#真実の爆弾が始まります。シリーズプレミアでは司会のファイアクラッカーが数々のゲストを迎え、6時間に渡ってスターライトのアドレノクロム集団に関する真実をお届けします!
■感想
ホームランダー側であるファイアクラッカーが、TVでスターライトが過去に中絶したことがあると暴露する。それを見たスターライトは怒りの形相でファイアクラッカーのもとに向かい、そこでファイアクラッカーをぼこぼこにする。
当然ながらその映像はアメリカ中に流れており、SNSでも大バズりすることになる。世間の流れはスターライト側にあったのが、ここへきて一気にホームランダー側に傾いていく。CIAのサポートを受けていたスターライトとボーイズたちはさっそくピンチが訪れている。
Aトレインを仲間に引き入れようとするヒューイたち。そして、ヒューイは末期がんで死にそうな父親のためにコンパウンドVを手に入れようとするのだが…。このパートではあまりブッチャーが目立たない。ニューマンを倒すという目標はあるのかもしれないが、いまいち手を出せない状況となっている。
ニューマン側もホームランダーとの関係は微妙なようで、ホームランダーにあれこれ命令できるわけではない。ヒーローたちのそっくりさんのアイスショーがスタートしたかと思うと、瞬く間に残酷ショーとなるのはいつものパターンだ。
ホームランダーの異常さを楽しむべき作品となりつつある本作。おそらくは最終的にはニューマンも始末してしまうのだろう。もはやホームランダーを制御できる者はいない。唯一、ライアンだけが安全圏にいるということなのだろう。
シーズン3ではホームランダーに対抗できる唯一の手段であったソルジャーボーイが退場してしまった。となると、もはやホームランダーに対する脅威はなくなっている。あとは自分が世間に対してどのような評判かをひたすら気にするだけだ。
ホームランダーは異常すぎる。
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