2023.4.17 アリソンが釈放されるのは納得できない【スティルウォーター】
スティルウォーター [ マット・デイモン ]
評価:3
■ヒトコト感想
フランスのマルセイユへ留学していた娘のアリソンが殺人罪で逮捕された。ビルは娘の無実を信じており、娘から真犯人の情報をもらう。弁護士が頼りないのでビルが自ら異国の地で真犯人探しに奔走する。ビルは娘に嫌われている。ダメ人間ということでアリソンから期待されていないが、ビルは娘のために必死になる。
ビルの状況は哀れだ。言葉の通じない土地で、少ない手がかりを元に真犯人を探す。フランスのマルセイユにもスラム街のようなものがあることに驚いた。フランスへ移民したアラブ系の若者たちが悪さをする。ビルは娘の証言をそのまま信じており、真犯人が必ずいると思い込んでいる。実はすべてはアリソンが…。ラストは複雑な状況ではあるがアリソンが釈放される。。。
■ストーリー
アメリカのスティルウォーターに住むのビルは会社を解雇され失業中だった。彼はフランスのマルセイユを定期的に訪れていた、それは殺人犯として投獄されている娘アリソンとの面会のためだった。ある時、彼は真犯人がいるという情報を娘から得る。言葉も通じない異国の地で、ビルの執念の犯人探しが始まる。
■感想
ビルは建物の解体工事に参加する肉体労働者だ。フランスマルセイユへちょくちょく旅し、そこで収監されている娘のアリソンと面会する。ビルとアリソンの関係は良くない。アリソンはビルを信用していない。ビルはアリソンからするとダメ人間らしい。
アリソンはビルに弁護士への手紙を託し、真犯人の捜索を依頼するのだが…。弁護士からはあっさりと拒否されてしまう。ビルはそのことを知ると、マルセイユでの協力者を得ながら真犯人を探し出そうとする。ビルのダメ人間っぷりはまだ表現されていない。
ビルはマルセイユでの協力者の女性の家に居候することになる。アリソンがマルセイユで殺人事件を起こしたことはフランス中で有名であり、ビルは同情される存在となっている。真犯人を見つける作業も一時的には中止となるのだが…。
マルセイユに滞在するビルは支援者のシングルマザーの女性と仲良くなり、幸せな生活を続けている。これまではビルはまっとうな人間に見える。支援者の女性の子どもとも仲良くなり、アリソンの状況を忘れかけたころ、偶然、真犯人の男を見つけ出してしまう。。
真犯人の男を逮捕させるために、ビルは男を監禁し髪の毛を手に入れる。DNA検査をし、裁判をやり直すためなのだが…。強引なビルの手段に支援者の女性は危機感を覚える。マルセイユの警察にビルが違法な行為をしていると感づかれ、絶体絶命のピンチとなるのだが…。
衝撃的なのは、真犯人がアリソンに依頼されて事件を起こした、という証言だ。結局、黒幕はアリソンだということになる。ビルからすると非常に複雑だ。実行犯は男だとしても…。ラストは都合の良い結末となっている。
ビルの状況は同情せざるお得ない。
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