スピリッツ・オブ・ジ・エア


 2024.3.9    砂漠で鳥人間コンテスト【スピリッツ・オブ・ジ・エア】


                     
スピリッツ・オブ・ジ・エア [ マイケル・レイク ]
評価:2

■ヒトコト感想
特殊な作品。かなり古い作品ではあるが、一部の人からは高い評価を受けている作品。広大な砂漠の地で砂漠から脱出するためにひたすら飛行機を作り続ける物語だ。簡単に言ってしまうと、砂漠で鳥人間コンテストをやるような感じだ。つまり、失敗すると地面に激突するために大怪我をする。そんな土地に突然、ふらりとやってきたスミス。

昔からそこに住んでいるフィリックスとその妹のベティは、スミスを受け入れるのだが…。ベティがなんでこんなにコスプレをしていたり、エキセントリックな化粧をしていたりするのはよくわからないのだが…。フェリックスが車いすなのは、過去に飛行機で失敗し足に障害を負ったのだろう。最後までよくわからない作品だ。

■ストーリー
オーストラリアの蒼い空と、広大な大地で、たった三人の登場人物だけが繰り広げる、奇妙な夢想と現実の物語。フェリックスとその妹ベティは、果てしなく広がる荒野の中にただ一軒ある小さな家に住んでいた。足の不自由なフェリックスは、空を飛ぶ夢に取り憑かれ、壊れかけた車椅子に座りながら人力飛行機の設計をしている。

■感想
空飛ぶ夢に取りつかれた男たちを描いた作品。基本的には登場人物は3人。広大な砂漠の赤茶けた土と、さえぎるものが何もない広大な空。低予算の映画ということなのだろう。手作りの飛行機で砂漠の末端にあると言われている巨大な壁を越えて砂漠の外にでようとする。

フェリックスとベティの兄妹は静かに生活していたが、そこにスミスがやってくる。スミスがやってきたことで、フェリックスは飛行機を作る夢を再燃する。スミスも変に協力的なので、事態は飛行機のテスト方向へとすすんでいく。

エキセントリックな妹であるベティの存在はどんな意味があるのか。フェリックスたちの飛行機制作に否定的であり、スミスを追い出そうとする。ベティは登場時からへんてこなコスプレと、奇抜なメイクをしており、普通ではない。

平穏な兄との生活を壊したスミスを恨んでおり、家からスミスを追い出すために必死となる。と言いつつも、フェリックスとスミスが飛行機のテストをするのを家の中からこっそりのぞいたりもする。ベティの存在はどんな意味合いがあるのだろうか。

フェリックスは何度も飛行機を作ってはスミスに運転させる。そのたびに墜落するのだが、飛行の高さが低いので助かっている。ある時は、本格的な飛行機を作ったので、高い落差から墜落してスミスは足を負傷してしまう。このままであれば、フェリックスの二の舞になるのは目に見えているのだが…。

結局何が言いたいのかわからない。全体的にわかる人だけわかればよいという、大衆に受けることを捨てた作品となっている。

見る人を選ぶ作品だ。



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