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　2023.5.22 　　　　薬物を飲み過去にタイムスリップ【シンクロニック】

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評価：3

■ヒトコト感想
謎の薬を飲むと様々な時代へタイムトラベルしてしまう。それは7分間だけ。薬を飲む場所により、移動する時間や場所が異なる。序盤では救急救命士が、薬物で悲惨な状態になった患者たちの対応をする描写が続く。謎の薬シンクロニックを飲んだ者は、様々な状態で死んでいた。剣を突き刺されていたり、アメリカにいないはずの蛇に噛まれていたり。

タイムスリップの描写がすさまじい。現代の部屋から徐々に過去に変わっていく。氷河期時代などもある。中世ヨーロッパで鎧を着た騎士に襲われたりもする。救命士の娘がシンクロニックを飲み、そのまま戻ってこなくなった。シンクロニックの謎を解明し、同僚の娘を救い出そうと男は奮闘するのだが…。

■ストーリー
未知の映像体験に飛び込む覚悟はあるか。友人の娘を救うため7分間だけ様々な時代へタイムトラベルを繰り返すSFタイムスリラー

■感想
救命士は普段のドラッグ中毒者とは違う状態の患者を多数見ることになる。その傍らにはシンクロニックという名の薬の袋があった。タイムスリップの描写がすさまじい。薬を飲んで数分後に目の前にジャングルが広がり、現地人が襲ってくる。

ある時は、周りはすべて雪に覆われた氷河期時代にタイムスリップしたりもする。運悪く戦争中のど真ん中にタイムスリップしたりもする。戻るためには同じ場所に7分後にいる必要がある。少しでもズレるともう一度薬を飲まないと現代に戻ることはできない。

救命士の同僚の娘がドラッグパーティーの最中に行方不明となる。傍らにはシンクロニックの空き袋があった。男はシンクロニックの謎を解くために店ですべてのシンクロニックを買い占めるのだが…。そこで偶然シンクロニックの開発者に出会う。

薬の秘密を聞き半信半疑で検証するのだが…。タイムスリップ先がどこになるかわからないのは強烈な恐怖だ。場所により時代も場所も違うところへ飛んでしまう。同僚の娘が行方不明となった場所で薬を飲むのだが…。

合間にタイムスリップした者たちの悲惨な結末が描かれている。ほぼすべてが、野蛮な現地人に殺されたということなのだろう。タイムスリップ先からすると、突然目の前によくわからない変わった人間が現れると攻撃したくなるのは当然かもしれない。

中には幽霊と勘違いして恐怖に怯え襲いかかってくる場合もある。タイムスリップ先から連れ戻すのもかなり一苦労だ。体に密着していないと連れ戻すことはできない。ラストでは、すでに脳腫瘍が進行している男は、自分を犠牲にして同僚の娘を助け出そとする。

タイムスリップの映像はすばらしい。