シェイプ・オブ・ウォーター [ サリー・ホーキンス ]
評価:3
■ヒトコト感想
政府の極秘研究所の掃除婦であるイライザ。持ち込まれた不思議な生物とコミュニケーションをとり、心を通わす。半魚人のような生物はリアルだ。どことなく「アバター」に出てくるキャラのようだが、特殊な能力がある。政府がこの半魚人を解剖して秘密を探ろうとする。イライザは幼少期に声帯を切除され、言葉が話せない。
人と普通に話ができないことが、何かしらイライザの負い目となっていたのだろう。半魚人が自分を真に理解してくれるということで親密になっていく。半魚人を解剖しようとする組織。アメリカに半魚人を解剖されたくないロシアのスパイ。それらの思惑が交錯し、イザベラは半魚人を家に連れてくるのだが…。ラストの展開はファンタジーすぎる。
■ストーリー
1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザはある日、施設に運び込まれた不思議な生きものを清掃の合間に盗み見てしまう。“彼"の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われた彼女は、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。幼い頃のトラウマからイライザは声が出せないが、“彼"とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。次第に二人は心を通わせ始めるが、イライザは間もなく“彼"が実験の犠牲になることを知ってしまう。“彼"を救うため、彼女は国を相手に立ち上がるのだが――。
■感想
清掃員として働くイライザ。同僚のゼルダと愚痴を言いながら仕事をしているのだが…。そこに謎の半魚人が持ち込まれ、研究されることになる。研究所の所長が良い味をだしている。苦み走った表情で厳しく、警棒のような武器をもちながら、半魚人を調教しようとする。
幸せな家庭をもち裕福な生活をしているが、上司からの期待に応えることに必死となる。神経質なまでの固い表情が印象的だ。イザベラたち掃除婦のことをバカにしたような言動をする。明確な差別主義者として描かれている。
イザベラがゆで卵を半魚人に渡したことで交流がスタートする。ヌメヌメとして気持ち悪い生物ではあるが、知能がありコミュニケーションがとれる。話ができないイザベラと身振り手振りで意志の疎通をはかっている。
ここから、イザベラが半魚人に恋をしたような形となる。なぜそうなるのかは疑問なのだが…。所長は上司と相談し、半魚人を解剖し秘密を探ろうとする。ここで登場するのは、純粋に生物としての希少価値を考え解剖に拒否的なロシアのスパイだ。
ロシアのスパイはイザベラたちが半魚人を連れ出す計画を知り、協力する。研究所から行方不明となった半魚人を取り戻すために所長は必死となる。家族や自分の地位と名誉を守るため、所長は血眼になって半魚人を探す。。。
半魚人に噛み千切られた指は、手術したのだが、結局はつながることはなく化膿して腐ってしまう。イザベラの元に所長がやってくると気づいたイザベラは…。半魚人の特殊な能力が後半から明らかとなる。半魚人が手をかざすだけで傷が治ったりもする。
ファンタジーあふれる展開だ。