シャドウ・イン・クラウド


 2023.9.29    謎の怪物は何だったのか?【シャドウ・イン・クラウド】

                     
シャドウ・イン・クラウド
評価:3

■ヒトコト感想
女性パイロットのギャレットが主人公の本作。第二次世界大戦中の物語。序盤ではギャレットが無理やり乗った爆撃機で、怪しげな生物が登場してくる。それと並行してギャレットは特命を受けた荷物の中身が気になる状態で物語はすすで行く。謎の怪物は中盤以降に頻繁に登場してくる。背丈はギャレットより少し低いくらいでサルのようであるが羽根があり飛行する爆撃機と並行して飛ぶことができる。

巨大なコウモリの悪魔のような感じだ。ギャレットの荷物の中身や爆撃機の乗組員とのやりとりはどうでもよいかもしれない。謎の生物との闘いと、日本のゼロ戦との闘いがメインかもしれない。なんだかよくわからない物語というのが正直な感想かもしれない。

■ストーリー
第2次世界大戦下。連合国空軍の女性パイロット、モード・ギャレットが、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。高度2500メートルの上空で、モードは機の右翼にまとわりつく、謎の生物を目撃する―。そして、ある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この爆撃機に乗った本当の理由とは……

■感想
女性パイロットのギャレットが爆撃機に乗り込む。いかにもギャレットのセクシーさが場違いだ。爆撃機の乗組員たちはギャレットを邪魔者扱いし、銃を撃つスペースに押し込む。中盤まではひたすら狭いスペースに押し込めれれたギャレットと通信で会話する爆撃機の乗組員たちのやり取りが続く。

ギャレット視点としては、外に恐ろしい怪物がいるのを目にしたり、遠くに日本のゼロ戦が見えるたびに報告したりと忙しい。ついには怪物がギャレットに襲いかかるのだが…。この怪物の正体が不明な部分が恐ろしい。

怪物との対決でギャレットは銃を使って怪物を追い払う。そのまま無事に目的地に着けるか思いきや…。ギャレットが持ち込んだ荷物の中身が問題になる。何か大きな秘密があるのか?外から執拗にギャレットに襲いかかる怪物と何か関係があるのか?観衆の疑問がピークに達した時、荷物の中身が明らかとなるのだが…。

中にはギャレットの子どもがおり、それは乗組員のひとりとの子どもだった。特命云々というのはただの方便でしかなく、ギャレットが子どものために内緒で持ち込んだだけだった。

ギャレットの正体が判明したが、ゼロ戦に攻撃され続けるため、爆撃機内部は混乱していく。怪物が爆撃機内部に入り込み乗組員を襲う。機長が死に、爆撃機は墜落待ったなしの状態となっていたのだが、ギャレットが機転をきかせて副操縦士を助けながら不時着する。

不時着してからギャレットの子どもを奪い取ろうとする怪物に対して、ギャレットが素手で殴り続け、最後には刺し殺してしまうあたり爽快ではあるが…。この怪物の正体や目的など明かされることはない。

なんだかよくわからない作品だ。



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