2023.11.16 イケメン連続殺人犯が世間の話題となる【殺人の告白】
殺人の告白【Blu-ray】 [ パク・シフ ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
冒頭、連続殺人犯とそれを追いかけるヒョング刑事の争いが描かれている。雨の中で激しく格闘し、その後、激しい追走劇がスタートする。結局はお互い負傷しながらもヒョング刑事は口をナイフで割かれ、犯人に逃げられてしまう。それから15年後。連続殺人の時効が過ぎたからと犯人であるドゥソクが名乗りでる。
連続殺人犯がイケメンで、自らの手記を出版し大人気となる。道義的な問題と、被害者家族たちからするとドゥソクは許せない。世間からチヤホヤされている状況はヒョング刑事も納得できない。マスコミの勝手さと関係のない者たちの騒ぎがすさまじい。ドゥソクが最大限に話題になったころ、本当の犯人としてJと名乗るものが登場してくる。
■ストーリー
15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男イ・ドゥソクは、時効が成立しているために無罪となった上、自分の犯した殺人について詳細に記した本を出版。その衝撃的な内容と美しいルックスが相まって、本はベストセラーとなり、ドゥソクは一躍時の人となる。家族を殺された遺族たちは、自らの手でドゥソクを裁こうと彼の命を狙っていた。しかし、15年間事件を追い続けていた刑事チェ・ヒョングは、本の中に最後の未解決失踪事件の真相が書かれていないことに気づく…。
■感想
連続殺人犯が時効を迎えたということで世間に顔をさらす。イケメンということと話題性で一躍スターとなる。こんなことが許されるのか。被害者家族がひそかにドゥソクを拉致して殺そうと企てる。ドゥソクは話題作りのためにヒョング刑事に会いに来たりもする。
刑事事件では時効かもしれないが、民事では有効なので日本では絶対に起こらない現象だろう。ただ、出版やyutubeで大儲けできるとなると、ドゥソクのように顔出しでメディアに登場してくる犯人というのも今後でてくるかもしれない。
ドゥソクがイケメンでありファンクラブまでできたりもする。被害者家族がドゥソクを拉致しようとして失敗し、ヒョング刑事はドゥソクを守ろうとする。ただ、この激しいアクションで少しおかしなことに気づいた。ヒョング刑事が被害者家族側についているような雰囲気もあったのだが…。
ドゥソクが話題になると模倣犯が登場してくる。我こそは本当の犯人として行方不明だった死体の場所を提示したりもする。そして、最終的には新たに登場してきたJとドゥソク、ヒョングの3人がテレビで討論をすることになる。
実はドゥソクは連続殺人犯に殺された女の息子だった。整形し顔を変えてヒョングと共謀し犯人としてメディアに登場することになった。真犯人の自己顕示欲の強さを逆手にとり、Jが自ら名乗り出るように演出した。すべてがヒョングの計画というのは衝撃的だ。
ただ、それが判明してからはJとヒョングのひたすら追いかけっことアクションとなる。このあたりは、平凡な流れでしかない。強烈なインパクトがあるのはドゥソクがその正体を明かすまでだ。
どこかで見たことのあるストーリーだ。
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