2024.9.15 VRゲームの三体が登場する【三体 エピソード7,8】
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評価:3
■ヒトコト感想
汪淼はカウントダウンの謎を史強と共有し、ふたりで謎を解き明かそうと動き出す。ここで科学境界へ入り込み謎を解こうとする。ついにVRゲームの三体が登場する。これが三体世界の真実だが、そのことを暗に伝えるためのゲーム。実際にCGで作成されたキャラクターが三体世界の中を動きまわる。そして、過酷な環境と、そこで生き残るための脱水能力。
何度も文明の崩壊を経験しながらも、たくましく生きる者たち。これが現実とリンクしているとは誰も思わないだろう。有能な助手がついたことで調査が加速する。世界ではまだ三体世界の脅威は知られていない。この時点では科学者が次々と自殺する事件程度のストーリーであり、VRゲームがなんの意味があるのかまったくわからないだろう。(原作未読の人には)
■ストーリー
冷静さを取り戻した汪淼は、申玉菲にカウントダウン現象の種を分析してみせる。改めて農場主の正体を尋ねるが、申玉菲は“科学境界(フロンティア)に加入する資格がある”としか答えない。その後、汪淼は申玉菲からあるウェブサイトが書かれた紙を渡され、農場主の世界を自分の目で確かめるよう促される。それは仮想現実(VR)ゲーム「三体」のサイトだった。汪淼と史強はVRデバイスを入手してゲームに挑むが、仮想空間で2人を待っていたのは…。
ゲーム「三体」から現実世界に戻ってきた汪淼と史強は“有能な助手”徐冰冰と共に「三体」世界を検証。ゲームの目的や世界観が謎に包まれており、シンプルに見えて細部の体感があまりにリアルなことに違和感を抱き、制作会社に注目する。その一方で、科学者の自殺はいまだに続いていた。常偉思(チャン・ウェイスー)はこれ以上の犠牲を食い止めるべく、史強らに“科学境界(フロンティア)”や申玉菲と接触のある優秀な科学者たちの特定を命じ、保護することにしたが…。
■感想
そもそもが科学境界に関わった科学者たちが次々と自殺していくのが物語の発端だ。ターゲットとされた汪淼を守ろうとする史強。汪淼は自分のカウントダウンと様々な現象を総合的に判断して、人類ではなくすべてを超越した何かが黒幕だと気づき始めている。
ただ、それははっきりと断言できるものではないだろう。オカルト的な展開だとか、幽霊だとか、その手の答えを出せれば科学者としては簡単なのだろうが…。科学境界が一連の出来事を主導している存在を知っていると判断し、VRゲームを行う。
汪淼と史強が行うゲームがまさに三体世界を表現していた。ただ、そのことに汪淼が気づくことはない。地球からはるか離れた別の惑星では過酷な環境で生き続ける知的生命体がある。
VRゲームだけを見ると、これほど何度も文明の崩壊を繰り返しながら、少しづつ技術を積み上げ最終的には地球に影響を与えるほどの科学技術を手に入れるにはどれだけ長い年月が必要だったのだろうか。まだ科学境界という怪しげな存在で終わっているが、今後、三体世界を指示するETOなども登場してくるのだろう。
史強の助手として入った10人の仕事をできる徐冰冰が入り、調査が加速する。ここからは、いつ史強たちが三体世界の存在に気づくかだ。人類を侵略者から明確に守るというフェーズになると、より科学の要素が強くなってくるのだろう。
シーズン1がどこまで進むかわからないが、三体を最後まで描くとなると未来の科学技術の映像や宇宙艦隊の存在を描く必要がある。また、明確に三体艦隊が太陽系を目指している映像というのも楽しみで仕方がない。
VRゲームはまさにそのままのゲーム画面だ。
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