2024.10.24 三体世界の目的が明らかとなる【三体 エピソード19,20】
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評価:3
■ヒトコト感想
三体は前半の山場に近づいている。紅岸の秘密が明らかとなり地球外生命体とコンタクトを取ろうとしたことが明らかとなる。ただ、結果としてコンタクトがとれたという確証は得ていない。三体問題の研究に人生をかけてきた数学の天才である魏成が計算を完了した。これで三体問題が解決できると考え、ゲームの三体にログインするのだが…。
ここで三体世界での壮絶な結末を体験することになる。どのような計算をしたとしても最終的には文明は滅びる結末となる。つまりは三体ゲームは三体惑星の世界を追体験させ、結果として生存するために別の惑星を探すという選択の正当性をアピールしているのだろう。どうにもならない現実が突き付けられた瞬間だ。
■ストーリー
それぞれの目的を果たした汪淼と史強は紅岸基地の調査を進めるため、斉家屯をあとにする。その頃、葉文潔は廃墟と化した紅岸の跡地で、ある人物と再会を果たしていた。男の名はエヴァンズ。“地球三体協会(ETO)”の創始者である彼と文潔は、静かに自分たちの“選択”と“主”について語る。一方、紅岸の機密資料を見ていた汪淼たちは、奇妙な点の一致に気づき、葉文潔への疑念を深めるのだった。
そんな中、魏成が警察を訪れたとの知らせが入り…。三体問題の研究を始めるきっかけを話しだした魏成。続けて、申玉菲と結婚に至った経緯、今回通報した理由を語ると、おもむろにディスクを取り出して汪淼に手渡し、検証を頼むのだった。そして魏成がモデルを構築したと知った申玉菲もまた検証のため「三体」にログインする。そこは三太陽により滅びた文明から再生した世界。突如 現れた巨大な月を前に、国連事務総長が文明191号に絶望をもたらした3つの太陽と大断裂について語るのだが…。
■感想
今後、三体文明が地球に攻め入ってくる。なぜそんなことをするのか?の答えはゲームの三体の結末にあるということなのだろう。三体問題を解き明かすことで、三体艦隊が地球に攻め入ることを防ぐ。つまり三体世界を救おうとした者たちは、この結末に絶望し死を選んでしまう。
さんざんCGで描かれていた三体ゲームの結末としては、どのように計算を駆使したとしても、数学の天才がひたすら計算し続けたとしても三体問題の解決はできない。いずれは惑星が太陽の引力で分断されるというのは衝撃的だ。
今回で初めて地球三体協会(ETO)のエヴァンスが登場してくる。おそらくだがシーズン1のラスボス的扱いがエヴァンスなのだろう。今回で申玉菲が退場し、新たにエヴァンスが参加してくる。エヴァンスが三体からの連絡を受ける役目となるため、これから先はエヴァンスをどのように排除するかが描かれることだろう。
三体ゲーム関連は結末が見えてしまったため、これ以上の進展はない。計算では求められず三体世界は滅亡が運命づけられている。そのために、安住の地として地球を目指しているのだろう。
シーズン1のうちに三体艦隊が地球を目指しているような描写は登場してくるのだろうか。地球へ攻め入る三体艦隊が、地球の科学技術が進歩するのを防ぐための智子が登場するのかも気になるところだ。初回から謎めいていた主の存在が明らかとなる。
エヴァンスという新たな敵が登場したことによりさらに盛りあがることだろう。残りは10話程度だが、ここからどのように進展していくのかが楽しみで仕方がない。願わくばシーズン2を作ってほしいのだが…。難しいのだろう。
物語の展開が急に激しくなった。
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