2024.10.1 過去のパートが果てしなく長く続きそうだ【三体 エピソード13,14】
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評価:2
■ヒトコト感想
三体のゲームを攻略することで、一連の出来事の黒幕をあぶりだそうとする汪淼。ゲーム内の太陽の秘密を解くために天文学者の葉文潔に協力を依頼するのだが…。ここへきて、物語の動きがかなりスローとなる。葉文潔の過去のパートとなり、葉文潔がどのような経緯で三体世界へ情報を送ったのかが語られるのだろう。その前振りがかなり長い。
今の段階では、国防プロジェクトに参加することになり、紅岸を使い何かしら国家機密に触れるような実験をしている描写が続いていく。過去のパートだけ見ると、まったく三体の痕跡がない。政治的な問題や葉文潔の父親の問題なども語られている。国家プロジェクトの中核に触れた場合は、二度と抜けることができないというのは恐怖でしかない。
■ストーリー
沙瑞山が「三体」を1度プレイしただけで様々なことを発見したのは天体物理の知識のおかげだと考えた史強は、天体物理学者である葉文潔に協力を仰ぐよう汪淼を誘導する。その頃、あるラボが爆発する事件が起き、優秀な科学者たちが死亡。彼らの能力に期待を寄せていた申玉菲は潘寒(パン・ハン)を責め立てる。両者は方向性の違いから口論となり、不穏な空気が漂うのだった。一方、汪淼を訪ねていた葉文潔は過去の経歴を聞かれ、静かに語り始め…。
国防重点プロジェクト“紅岸”基地に入った当初、葉文潔には特定の仕事がなく、監視の下で技術的な雑用のみをしていた。だが、実験に関する知識と観察眼を所々で発揮。基地所属の政治委員、雷志成(レイ・ジーチョン)に期待され、徐々に中核的な仕事を担うようになる。久々に他人からの信頼を得て喜ぶ文潔だったが、チーフ・エンジニアの楊衛寧(ヤン・ウェイニン)はなぜか彼女の中核入りに難色を示す。彼は文潔の亡き父、葉哲泰(イエ・ジョータイ)の教え子であった。
■感想
三体世界の秘密を解き明かすために三体ゲームをする者たち。クリアしたからどうなのかは語られていない。優秀な科学者が何者かに殺害される事件が発生する。これは科学境界の一部の人間が強硬派として動きだしたということなのだろう。
物語上では、三体惑星の存在がまだ隠された状態は続いていく。その状況で、葉文潔の過去のパートとなる。葉文潔が特殊な国防業務に就くことになり、そこからその先では三体組織への連絡などに続いていくのだろう。
過去、葉文潔がどのような経緯で三体惑星へと情報を送ったのかが描かれるのだろう。ただ、予想外に前振りが長い。葉文潔が父親の影響で反逆者とみなされ、危険人物とされる。ただ、葉文潔の能力が高いことから目を付けられ次第に高度な業務についていくことになる。
国防にかかわる業務に就くことになり、紅岸基地に配属となる。まだこの時点では紅岸が何者なのかわからないが、巨大なアンテナで何かを送信しているので、これが三体惑星との通信につながるのだろう。
相当先は長い。全30話で原作の1巻を描いているので、およそ半分を過ぎた段階なのだろうが…。これからゲームの三体をクリアし三体惑星の存在に気づき、科学境界の野望を防ぐために国として対応していくことなのだろう。
葉文潔がそもそも三体惑星へ情報を送らなければ、地球が三体惑星に狙われることはない。その根本原因については、これから葉文潔の過去のパートが長く続いていく中で描かれていくのだろう。三体惑星のテクノロジーが描かれることはないのだろう。
かなりこの展開の遅さが気になりはじめた。
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