サンダーバード(2004)


 2022.4.3      色合いが鮮やかなアニメの実写化【サンダーバード(2004)】

                     
サンダーバード(2004) [ ビル・パクストン ]
評価:3

■ヒトコト感想
サンダーバードは世代ではないのでよく知らない。人形のようなものがスーパーメカに乗って世界を救うという流れのような気がした。本作は実写版として描かれているのだが…。売りはスーパーメカなのだろう。何号機がどのような能力があるか全然知らない状態で見ると、ちょっとよくわからない。ただ、物語として正規のパイロットの子ども世代たちが、親たちがピンチにおちいった時、一致団結して悪役であるフッドと戦うという流れだ。

スーパーメカに憧れる子供たちが、親の目を盗んでメカに乗ったことで、うまいこと地球を救うことになる。スーパーメカの登場シーンとあの独特な音楽が印象的だ。映像的には原色が目にまぶしく、いかにもアニメを実写化したような映像となっている。

■ストーリー
大富豪トレーシーは国際救助隊を作り、息子たちが操縦するスーパーメカで世界中の災害救助を行っていた。悪漢フッドは策を弄して一家を出動させ、末っ子の五男で十代のアランと2人の友達しかいなくなった孤島の基地を乗っ取ってしまう…。

■感想
サンダーバード世代にはたまらないものがあるのかもしれない。スーパーメカがリアルな映像として蘇る。そもそも、サンダーバードの存在意義がよくわからなかったのだが、どうやら世界の災害などから人々を救出する役目を負っているようだ。

悪役のフッドがスーパーメカを奪い取り、メカを使ってロンドンの銀行から大金を盗み出そうとする。まずは手始めに宇宙ステーションを攻撃し、正規のパイロットたちを宇宙へと追いやり、空き家となった基地へと入り込みメカを奪い取ろうとする。

フッドが超能力を使えるのがポイントだ。正規のパイロットがいない基地で、子供たちが奮闘する。子供たちの間でも役割分担されており、メカ担当の子どもやアクション担当がいる。憧れのスーパーメカを守るために、子供たちだけでフッドと戦おうとする。

地球に残っていた隊員のひとりが奮闘したりもするのだが…。ちょっとドタバタコメディ風な流れもある。子供たちが奮闘すると、フッド一味の中では思わぬ反撃をうけて右往左往したりもする。

ラストは子供たちがスーパーメカを操作し災害から人々を救助している。さらにはフッドとの対決でも、フッドの超能力に匹敵する能力をもつ子供がフッドたちを倒している。親たち正規のパイロットが無事に帰ってくると、そこでハッピーエンドとなる。

サンダーバードを良く知らないと、スーパーメカの特殊能力の違いがよくわからない。何号機がどうだとか、おそらくあるのだろうが…。独特なパイロットの発射口のようなものに入り込むのが、いかにも出動する!という感じでよい。

オリジナルを知っている方が楽しめるだろう。



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