ルパン三世 ルパン暗殺指令


 2022.9.5     五右衛門と次元が死んだ?【ルパン三世 ルパン暗殺指令】

                     
ルパン三世 ルパン暗殺指令
評価:2.5

■ヒトコト感想
ルパンを長年追いかけ続けた銭形警部がルパン担当から外され、代わりにキースがルパンを追いかけ続ける。キースの目的はルパン逮捕というよりは暗殺に近いのだろう。ルパンが原子力潜水艦を盗みだし、それを手に入れたい武器売買組織のショットシェル。ルパンとショットシェルのボスとの駆け引きや、原潜と共に誘拐した核物理学者のカレンと次元のエピソードなど多数の要素がある。

その中で、五右衛門もキースにやられたりと、ルパン、次元、五右衛門がそれぞれバラバラとなる。最終的にはそれぞれは生きており、最後に集まってキースやショットシェルに復讐する。ルパンがなぜいろいろな機器をもっているかがわかるようなエピソードが合間に挟まれているのが良い。

■ストーリー
ルパンの専従捜査からはずされ、武器密輸組織ショット・シェル捜査を任命されてやけ気味の銭形が、ルパンを訪ねてくる。その話を聞いたルパンと次元は、次の狙いをショット・シェルの金に決める。ついでにショット・シェルを壊滅させれば銭形の顔も立ち、協力関係を結ぶ。しかしそのころ、傭兵上がりのキース・ヘイドンは銭形の後任として、ルパン一味の捕獲に際し生死を問わなくともよいという条件で、ルパン逮捕を命じられる。核物理学者カレンと、その父を殺した次元の10年来の確執を軸にしたエピソードも並行して展開。

■感想
ルパンは老後の資金のために原潜を盗むことに成功する。ついでに核物理学者のカレンまでも誘拐するのだが…。銭形がルパン逮捕の任務を解かれたので、いつの間にかルパン一味のような感じになっている。銭形の目的はショットシェルの捜査なのだが…。

次元とカレンの因縁、原潜を欲しがるショットシェル。ルパン一味を暗殺しようとするキース。ショットシェルに近づき大金を奪い取ろうと考える不二子。いつものパターンかもしれないが、それぞれに何かしらエピソードがある。

ショットシェルと交渉し原潜を売りつけようとするルパンたち。キースに命を狙われ、そこで五右衛門が銭形の目の前で犠牲となる。ここからは、ルパンたちとショットシェルのボスとの駆け引きが続く。ルパンたちはショットシェルが隠し持つ大金を盗みだそうとする。

ショットシェルは原潜と核ミサイルを奪い取ろうとする。カレンはキースと行動を共にして次元を親の仇として仇討しようとする。ここでキースに次元がやられてしまう。ルパンの仲間のふたりが脱落した状態となる。

定番的流れではあるが、やられたと思ったふたりが実は生きていた。キースの執拗な攻撃を回避しキースを排除するルパンたち。最後はショットシェルとの駆け引きになる。カレンの誤解も解けて次元は和解する。

わかりやすい大縁談としては原潜と核ミサイルを奪い取ったショットシェルだが、最後にルパンたちの仕掛けにやられてしまう。いつもの銭形とルパンたちの追いかけっこは今回に限りない。ひたすら敵との対決が続いていく。

五右衛門と次元が死んだと思わせる部分が本作のポイントだ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp