ランダウン


 2022.5.14      ドゥエイン・ジョンソンが回収屋を好演【ランダウン】

                     
ランダウン
評価:3

■ヒトコト感想
ドゥエイン・ジョンソン主演のアクション映画。回収屋のベックが大物の息子を連れ戻す依頼を受け、アマゾンへ向かう。アマゾンではハッチというマフィアが周辺を締め、牛耳っている。ベックは最初は紳士的に選択肢を示す。相手がそれを拒否したら、圧倒的な暴力で相手を従わせる。少しコメディチックな流れがあり、アマゾンの中で大物の息子に翻弄されたりもする。

食べたら体がしびれて動けなくなる果物や、アマゾンのあちこちに仕掛けられた罠など、ジャングルの中でダイナミックに暴れまわる。ベックは決して銃を使わずに格闘だけで相手を圧倒してきたのだが…。ラストのハッチの軍勢との闘いでは、ついに銃を使い無双する。若きドゥエイン・ジョンソンが大暴れする作品だ。

■ストーリー
ハリウッドを代表するアクション・スターになったザ・ロック。本作で彼が演じるのは、アウトローの賞金稼ぎベックだ。まっとうな仕事につこうと最後に大きな山を狙う彼は、暗黒街の大物から南米で行方不明の息子を探してくれという仕事を引き受ける。アマゾンの流域に向かった彼は、意外なほどあっさり息子を発見。しかしベックと息子は、現地を仕切る独裁者や住民たちと、秘宝をめぐる激しい攻防に巻き込まれる。

滝からの落下や、ジャングルに仕掛けられた罠からの脱出など、アマゾンならではのダイナミックな冒険アクションが満載。カリスマ・レスラーとしての豪快でパワフルな肉体技に、時折見せるコミカルな表情という、“ロック様”の得意芸がいかんなく発揮されている。突っ込みどころが多い物語をリアルに感じさせるのは、彼がアクション・スターとして成熟した証だろう。

■感想
ベックは決して銃を持たない。ただ、依頼はきっちりとこなす男だ。アメフトのスター選手たちがたむろするクラブに乗り込み、最初は紳士的に金を返すように話をする。そこから、相手が酒をベックの顔にかけて交渉が決裂すると、ベックは2つの条件を出す。

借金の担保に指輪を差し出すか、ベックに指輪を奪われるか。どちらも嫌だと相手が言った瞬間に、激しい格闘が始まる。銃を使わずとも格闘だけで相手を圧倒している。さすが元プロレスラーという感じで、強烈な肉体を駆使して戦っている。

ベックの次の依頼は闇組織の大物の息子をアマゾンから連れ戻す仕事だ。ベックは金を貯めてレストランをやりたいという素朴な夢をもっている。ベックは夢のために、有無をいわさず息子を連れ戻そうとするのだが…。

アマゾンではマフィアのハッチが支配する村で息子を見つけることに成功するのだが…。息子は伝説の宝物探しに夢中になり帰ろうとしない。ハッチたちの妨害や息子が逃げようとするため、ベックはひとり必死に奮闘することになる。ベックと息子のジャングルでの旅が面白いおかしい感じとなっている。

ハッチたちの強烈な軍事力に対してベックと息子はふたりで対抗しようとする。ベックがどこまで銃を使わずにポリシーを貫くのか。結局は大群に対しては銃を使うことを決断し、そこからベックの無双状態となる。ひとりでハッチの軍勢をすべて倒してしまうのはすさまじい。

コメディの要素があり、ラストでも息子を大物に引き渡す際に、自分も仕掛けられた罠を大物にしかける。しびれる果物を食べさせ、気絶しているタイミングで息子を連れだしたりもする。

ドゥエイン・ジョンソンの肉体はすさまじいインパクトがある。



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