RONIN


 2022.3.10      プロフェッショナルな傭兵たち【RONIN】

                     
RONIN
評価:3

■ヒトコト感想
金で雇われ目的を達成する傭兵たち。剣に自信はあるが、主君に使えることなく戦いを続ける浪人が本作のタイトルとなっている。プロフェッショナルたちが浪人としてそれぞれの役割を果たす。序盤ではプロたちがアタッシュケースをターゲットから奪い取るために戦略を練る。アタッシュケースに何が入っているかは知らされず、相手が誰かも知らされずの活動となる。

入念な調査をし、プロたちが成功の確率を高めるために行動する。いざ、ミッションがスタートすると裏切りによりアタッシュケースが奪われてしまう。元々素性がはっきりしない者たちの集まりではあるのだが…。ジャン・レノとロバート・デ・ニーロが浪人たちの中でも明らかに別格な活躍をしている。

■ストーリー
戦略、武器、監視、秘密任務……それぞれのプロフェッショナルが、主を持たない“浪人”として世界各国から終結した。ある謎のミッションを遂行するために。だがその任務には罠が仕掛けられていた。お互いを信じることのできないまま、男達は“浪人”としての信念に従い、決死の行動を開始する!

■感想
集められた浪人たちの中で、任務にふさわしくない者はふるい落とされていく。歴戦の強者たちが残り、それぞれの役目を果たす。プロフェッショナルなので、信じられないような慎重さでミッションに挑む。うまくアタッシュケースを手に入れられたかと思いきや、仲間のひとりの裏切りによりアタッシュケースを奪われてしまう。

奪った者は、そのアタッシュケースを別人に売り払おうとする。結局浪人たちは、そもそもなんのためにアタッシュケースが必要かがわからないので、取り戻そうにも手がかりがない状態となる。

ジャン・レノとロバート・デ・ニーロはお互い見ず知らずの関係でありながら、なぜか強固な信頼感でつながっている。お互いをプロと認めパートナーとしてアタッシュケースを手に入れようとする。裏切った男は、巧みな動きを見せ、金を手に入れようとする。

相手との交渉もまたすさまじい。最終的にはアタッシュケースを巡っての殺し合いとなる。誰が敵で誰が味方かわからない状態でありながら、信頼できるのはなぜか見ず知らずの浪人たちだけだ。浪人の仲間が次々とやられていくのもまた強烈だ。

結局はお互いの正体を知らない状態のまま相手に命をあずけている。激しい銃撃戦とアタッシュケースの奪い合いはすさまじい。次々と持ち主が変わっていく中で、最後には浪人がアタッシュケースを手に入れる。この結果により浪人たちにどんな利益があったかというと…。

侍の浪人とは異なるが、それでも仲間を思う気持ちとプロフェッショナルな行動は浪人を思わせる雰囲気がある。ロバート・デ・ニーロがやけにカッコよく描かれているのは間違いない。

車で高速道路を逆走する場面は手に汗握る展開だ。



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