レッド・ライト


 2022.11.13     インチキ超能力者たちを暴く【レッド・ライト】

                     
レッド・ライト(’12スペイン/米)
評価:3

■ヒトコト感想
超能力の存在を信じていない学者と伝説の超能力者サイモン・シルバーの対決となる。学者は科学的にインチキな超能力者のペテンを見破る。序盤では様々な超能力者が教授たちにより見破られ、中には刑務所に入れられた者もいる。錯覚を利用し巧みなトラップを引き起こすエセ超能力者たち。科学的に検証しすべてを見破る教授たち。このペテンを見破る過程が強烈だ。

この世に超能力などない、という流れで進みながら、サイモンシルバーとの対決となる。サイモンが真の超能力者という流れで教授は戸惑いを隠せない。サイモンを調べようとすると窓が割れたり、電気が消えたり機器が故障したり、不可解な現象が起こる。ラストのオチは衝撃的な結末だ。

■ストーリー
30年間の沈黙を破り突如姿を現した伝説の超能力者サイモン・シルバーと、超常現象を暴こうとする科学者チームの息詰まる攻防戦。そこにはセリフ、仕草、さらに緻密に計画された構成のそれぞれが、観るものに認識のズレやミスリードといった“脳の錯覚"を引き起こさせるトラップとなりちりばめられている。果たして、サイモン・シルバーの復活に隠された真っ赤な嘘と真実とは一体何なのか。あなたの脳が、試される。

■感想
科学者が超能力者のペテンを暴く過程は最高だ。冒頭、心霊現象に悩む家に行き、ポルターガイスト現象を目の当たりにする。すばやくそのトリックを見破ってしまう。その他にも、超能力者として登場し、会場にいる人たちの中で悩みを抱えている人をずばり当てて、その病気や悩みに答えている。

これのトリックとしては情報収集役がおり、超能力者に対して無線で様々な指示を送っている。それを教授たちは突き止めてあっさりとペテンを暴いている。この流れは最高だ。

別格な存在としてサイモンシルバーが登場してくる。インチキなしの超能力者。批判的な記者が会場で心臓麻痺になったりと、とんでもない能力をもっていると描かれている。何か裏があると確信する教授。

ここから教授とサイモンの対決が始まる。教授がサイモンのインチキを見破ろうとしたのだが…。会場で電気が破壊され、天井の一部が崩れ落ちたりもする。これは教授がサイモンを調べていたためだという流れだ。この状態であっても教授はサイモンがまだインチキしていると考え続けている。

後半になるとサイモンは真の超能力者であるという描写が続く。教授がサイモンを調べようとすると、まるで邪魔するように超常現象が起きる。教授は学生にサイモンのビデオを見せてトリックを暴かせ小とするのだが…。

ここで学生はサイモンがインチキしていた証拠を見つけ出す。だとすると、これまでの現象は何なのか。サイモンは超能力者でなければ説明がつかない現象が多々おきていた。ラストの展開はすさまじい。まさか、サイモンはインチキではあるが、、超常現象が起きていた理由が判明するのは強烈だ。

かなりインパクトある作品だ。



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