ランボー3 怒りのアフガン


 2022.4.9      アフガニスタン軍と協力しソ連軍と戦うランボー【ランボー3 怒りのアフガン】

                     
ランボー3 怒りのアフガン
評価:2.5

■ヒトコト感想
ランボーシリーズ第3弾。これまでランボー寄りであった大佐がアフガンへ向かった際にソ連兵に拉致されてしまう。大佐を助けるのはランボーだ。それまでは、アメリカ情報局からの出撃依頼にはまったく反応しなかったランボーが、大佐を助けるためにアフガンのソ連軍の基地へ向かう。アフガニスタンの地元の兵士たちを少数引き連れてソ連軍と立ち向かうランボー。

ソ連軍からも、なんだかとんでもない男がいると認識され、捕虜である大佐に対して「あれは何者だ?」と聞いたりもする。ランボーの突出した動きはソ連軍を翻弄している。結局はランボーひとりでソ連の軍事ヘリと対決し勝利しているのがすさまじい。これこそランボーの真骨頂なのだろう。

■ストーリー
タイのバンコクで心の傷を癒すかのように静かに暮らしていたランボーの前に元上官のトラウトマン大佐が現れる。アメリカ情報局の極秘任務に協力し、アフガニスタンに潜入して欲しいと言うのだ。依頼を断ったランボーだったが、トラウトマン大佐がソ連兵に拉致されたことを知ると、救出のため、15万人のソ連軍最強師団がいるアフガンの戦場へと向かった。

■感想
バンコクで静かに生活するランボー。まずこの時点でランボーの鍛え抜かれた筋肉は強烈なインパクトがある。明らかに周りにいる農民たちとは異質な存在となっている。ランボーの力に頼りたいアメリカの情報局ではあるが、ランボーは静かに暮らしたい。

シリーズには必ず出演している大佐が、今回もカギを握る。ランボーの力を一番理解している大佐。ソ連軍に捕らえられた際には、強烈な拷問をうけている。それまでまったく情報局の依頼を受けなかったランボーが、大佐を助けるためにひとりで動き出す。

ランボーは地元の兵士を少数引き連れてソ連の基地へと向かう。圧倒的な軍事力を誇るソ連にゲリラ戦を挑むランボー。いつもの爆発する弓矢が大活躍する。ライフルをもつ兵士たちに対して弓矢で対抗しているのは強烈なインパクトがある。ソ連軍に捕らえられた大佐が、拷問を受けながら、ランボーの強さを語る。

その言葉を聞くソ連の司令官の表情がすさまじい。ソ連の攻撃ヘリが縦横無尽に暴れまわる。さすがのランボーであっても攻撃ヘリにはかなわないのかと思いきや…。

ソ連軍の激しい攻撃で、ランボーたちゲリラは圧倒的不利な状態だ。ここで終わりかと思われたのだが…。アフガニスタンの騎馬部隊がやってきてソ連軍を攻撃する。てっきり救世主として登場するのはアメリカ兵かと思っていたのだが…。時代なのだろう。数十年後にはアメリカでテロが起こるのだが…。

昔は味方だったというのが本作を見てよくわかる。ソ連の司令官が乗る攻撃ヘリとランボーの対決が最後に残っている。お決まり通り、ラストはランボーがヘリを破壊している。

ランボーの真価が発揮されたゲリラ戦だ。



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