LAMB/ラム


 2024.1.18    羊人間の子供は確かにかわいい【LAMB/ラム】


                     
LAMB/ラム [ ノオミ・ラパス ]
評価:3

■ヒトコト感想
羊飼いの夫婦のイングヴァルとマリア。ふたりは羊の出産に立ち会うのだが…。その中の一匹の羊がおかしな状態で生まれてきた…。過去にふたりはアダという子供を亡くしていた。ネタバレとなってしまうが、頭が羊で体が人間という羊が生まれてきた。ショッキングな姿であるはすが、夫婦はまるで自分の子供のようにアダをかわいがる。

確かに顔が子羊でセーターを着た子供というのは、アニメに登場してくるかわいい子供の羊のようではある。会話はできないが人間の言葉は理解できるようなそぶりもある。子供のいない二人に幸せを運んできたアダ。イングヴァルの弟が家にやってきた際には、アダを見て驚くのだが、すぐに甥っ子のような扱いでかわいがっている。

■ストーリー
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、”アダ”と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした”アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく。

■感想
田舎で周りに何もない牧草地。そこで夫婦ふたりで羊飼いをしているイングヴァルとマリア。何もない日常が幸せというような感じなのだが…。幼いアダという子供を亡くしたというのがわかる。どこか満たされないふたり。ほとんど会話のない日常が描かれているが、これはこれで安定しているようにも思える。

ある一匹の羊の出産に立ち会うまでは…。序盤ではイングヴァルとマリアが何か普通ではない羊を取り出したというのはわかる。ただ、それがどんな羊なのかはなかなか見えてこない。

顔は子羊で小さなタオルケットに包まれ、家で抱かれながら育つ子羊。中盤で、その正体が明らかとなる。顔は羊で体は人間の子供。片手だけは羊という明らかに怪物な風貌をしているが、夫婦は子羊をアダと名づけ二人の子供のように育てる。

確かにちょこちょこと歩く顔が羊の小さな子供は可愛らしい。言葉は話せないが、こちらが言うことは理解できている。イングヴァルの弟が家にやってくる。アダを見た瞬間に怪物というが、次第にアダに魅了されていく。親戚の子供の面倒を見る感じでアダに接している。

オチはどうなるのか。序盤でマリアはアダを生んだ羊を殺している。それは羊がアダを取り戻そうと家に向かってくるからだ。そこでの異質な感じが最後に判明する。突然、アダを奪われる。それは、同じく頭が羊で体は成人男性の怪物がイングヴァルを射殺しアダを取り戻している。

オチとしては頭が羊の人間は存在して、その群れもあるのだろう。アダを自分たちの群れに取り戻したという感じなのだろうか。アダは最後までイングヴァルのことを気にしているのが印象的だ。

頭が羊の子供は確かにかわいらしい。



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