2022.7.13 犯人が最後にすべての真実を知る【ポリス・ストーリー レジェンド】
ポリス・ストーリー レジェンド
評価:3
■ヒトコト感想
ジャッキーチェンの映画だ。さすがに若いころのような激しいアクションはないのだが、いぶし銀な雰囲気がある。刑事ジョンが、ナイトクラブで人質となる。最初はなぜジョンやその他の客が人質となりナイトクラブに閉じ込められたかがわからない状態で物語はすすんでいく。クラブ経営者のウーは、何かしら思わせぶりな言葉をつむぎながらジョンたちを煙に巻く。
無数の爆弾が仕掛けられ、警察に周りを包囲された状態とわいえ、人質の命の危険があるため警察は手を出せない状態となっている。ウーが求めるのはある人物を連れてくること。その人物が連れられてきたことにより、ジョンは過去の事件に気づくことになる。。ミステリアスの要素が強い作品だ。
■ストーリー
前代未聞の大量人質事件、発生。自らの過去、最愛の娘を巻き込む生涯最悪の事件に、いかなる決着をつけるのか―!?ベテラン刑事ジョン(ジャッキー・チェン)は、ひとり娘のミャオ(ジン・ティエン)に会うため、歓楽街の中心にある全面をコンクリートに覆われた巨大なナイトクラブ“ウー・バー"にやってきた。仕事に追われ半年ぶりに娘と顔を合わせたジョンは、娘との慣れない時間を過ごしていたところ、突然背後から何者かに襲撃されてしまう。
気がつくと、クラブの出入り口は頑丈に閉鎖され、ジョン親子を含む十数人の客は無数の爆弾が仕掛けられた建物内に閉じ込められていた―。建物を包囲した警察も全く手を出せない中、事件の首謀者であるクラブの経営者ウー(リウ・イエ)は、警察にある取引を求める。この籠城事件の裏には、ウーが長年にわたって綿密に仕組んだ、ジョンの刑事人生の過去にも関わる恐るべき復讐計画が隠されていた…。
■感想
ナイトクラブで大量の人質をとられる事件が発生する。その場に居合わせたのはベテラン刑事のジョンだった。ただ、すべては経営者ウーの思惑どおり、ジョンも意図的に選ばれて人質とされていた。序盤ではただの人質籠城事件と思われていた。
そこからジョンがウーと会話することで何かしら過去の事件が見えてくる。ジョンと娘の関係がうまくいっておらず、そこからウーとジョンの娘がどのような関係にあるのかが描かれている。ウーの目的がわからないことで、ミステリアスな雰囲気が強くなる。
過去にウーの妹が事件に巻き込まれ殺されるという事件が起きた。実はその事件の場に居合わせたのは刑事のジョンだった。人質として囚われたのは、その事件の場に居合わせた者たちばかりだった。ここから過去の事件が明らかとなる。
ウーの妹は不幸な事故により死亡することになる。その直接的な原因となった男を連れてくることがウーの目的ではあったのだが…。そこで事件の新たな真実が明らかとなる…。ウーは妹を殺した男に復讐することだけを考えていたのだが…。実は妹が自殺するためにその場にいたということが判明する。
妹の復讐のためにすべてを準備していたウー。ここでジョンも、過去の事件で何かしら関係があると判明する。妻が病気となり気もそぞろの状態で事件に挑んでいた。そのため、ウーからすると妹を守れなかったとして、ジョンも復讐の対象となっている。
そのほか、周りのその場に居合わせた者たちも、少しでも妹に協力的であれば妹は死なずにすんだと勝手に思い込んでいる。すべての真実を知った後、ウーは絶望感にさいなまれることになる。。
ウーが全ての真実を知る場面は強烈だ。
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