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　2022.9.6 　　　　23年の期間待ったふたりの結末としては悲しすぎる【ワン・デイ　23年のラブストーリー】

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ワン・デイ 23年のラブストーリー [ アン・ハサウェイ ]
評価：3

■ヒトコト感想
大学の卒業式後のゴタゴタでいつの間にかベッドインしようとしたふたり。そのまま何もなく終わり、その後、親友としての期間が続く。23年もの長い間、お互いが気になる存在ではあるが、くっつくことがない。それぞれが結婚し、離婚したあとにふたりはくっつくことになる。それぞれが親友としてパートナーに紹介するなど、オープンな関係ではある。

正式に付き合うまでは肉体関係がないかと思っていたのだが、実はそうでなかった。23年後に幸せになったふたりではあるが、その幸せが長く続かないのは悲しいことだ。驚きなのは、本作のふたりを演じる俳優が同一人物ということだ。結局は髪形と服装と髭である程度見た目年齢は詐称が可能なのだろう。

■ストーリー
2人の23年を、運命の日“7月15日"だけで紡いだ誰もみたことのないラブストーリー! 愛する人と出逢った日。すれちがいや喧嘩をした日。想いを打ち明けられなかった日。ロンドン、パリを舞台に恋愛の中で誰もが経験する「1日」だけを23年間に渡って描いた、最高にロマンティックな時をかけるラブストーリー

■感想
大学の卒業パーティでハメをはずし、それまで知り合い程度だったふたりは勢いで親密な関係となる。成り行きでベッドインするふたりだが、正気に戻りそのまま何もなく終わる。こんな出会いではあるが、その後は親友としての関係を続けていく。

お互いが相手に惹かれているのはわかっているが、それでも付き合うことはない。それぞれに恋人ができて、相手に報告したりもする。基本的には男はプレイボーイなので様々な女と関係をもつ。女は逆に男との関係は慎重というのが良い。

ふたりは結婚し、離婚を経験する。お互いが相手のパートナーに紹介されており、親友ということで認知されている。完全にプラトニックな関係かと思いきや…。実はお互いが離婚したあとのちょっとしたタイミングでやっていたというのがわかる。

このあたり、正式に付き合うまで何もないかと思いきや…。その後、23年の月日を経て、ついにふたりは付き合うことになる。ここから幸せな日々が続くかと思いきや…。女が車に轢かれてしまう。あまりに悲しい結末だ。

驚きなのは、それぞれの俳優たちが大学生から40代までを演じているということだ。髪形と服装で見た目年齢はある程度ごまかせるのだろうが…。大学生時代は明らかに若い。これほど同一人物の見た目が特殊メイクなしに変化していることには驚いた。

40代が俳優の実年齢なのだろうが、大学生を演じられるのはすばらしい。女の場合は髪形もそうだが、丸眼鏡をかけると確かに幼く見えるというのがよくわかる。男は髭のないつるつるした肌と黒髪で若さを表現できている。

23年の期間待ったふたりの結末としては悲しすぎる。