2023.7.28 死神ボダッハの描写が恐ろしい【オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主】
オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
評価:3
■ヒトコト感想
トーマスには亡くなった者の霊が見えるという特殊能力がある。霊は話すことはできない。トーマスは霊から情報を得て不可解な出来事を解決しようとする。警察署長のワイアットと恋人のストーミーのみがトーマスの能力を知る。ある日、ボダッハという悪霊が大量に湧いているのを見てしまう。
ボダッハは人が大量に死ぬような場所にわいてくる。つまり、これから大量殺人が行われるということだ。トーマスはそれを阻止するため、ボダッハが付きまとう男を追いかけるのだが…。トーマスの霊能力で大量殺人が行われるであろう兆候を予知する。大量殺人事件の犠牲者になりそうな者たちも、その兆候を感じさせる流れがある。ボダッハの映像がともかく気持ち悪い。
■ストーリー
オッド・トーマスには特異な能力があった。亡くなった者の霊が見え死者の気持ちを読み取ることができるのだ。そんな彼の正体を知っているのは2人だけ。信頼できる優しい警察署長のワイアットと、恋人のストーミーだ。ある日オッドは戦慄を感じていた。“ボダッハ"という不気味な悪霊がふわふわと彷徨っていたのだ。ボダッハの出現は流血の惨劇が間近なことを意味する。まもなくストーミーの働くアイスクリーム店で大量のアイスを買っている中年男に遭遇する。彼の周りにはボダッハがうようよ漂っている。心配する彼女をなだめながら、オッドは中年男の自宅に侵入するのだったが…。
■感想
警察署長のワイアットはトーマスが悪霊を見ることで事件を解決することを容認している。裁判ではその手は使えないので、何かしら犯人の証拠を見つけたので逮捕できたと言い訳する。トーマスは霊が見えるので、被害者に導かれて犯人を見つけだせた、なんてことは言えないのだろう。
トーマスは夢を見る。同じ制服を着た者たちが大量殺人事件の犠牲者となる。それに巻き込まれるトーマス。ボダッハが大量に発生していることから、近隣で大量殺人が行われると察知するのだが…。
ボダッハがつきまとっていたい男は、何者かに殺害されていた。本来なら、その男が何かしら事件を起こすはずだった。トーマスは混乱する。まだ街中には大量のボダッハがいたからだ。大量殺人事件はまだ起こる可能性がある。実行犯は誰なのか。それを見つけない限り、ボダッハは消えない。
さらには、ボダッハは大量殺人を好むため、トーマスが阻止しようとするのを知り、トーマスを邪魔しようとする。誰が大量殺人者なのか。一度は阻止したかと思いきや、別の人物が密に動いていた…。
ボダッハが集まるとことで事件は起きる。トーマスのみがボダッハを見ることができるので、事前に阻止することができる可能性がある。大量殺人事件は誰がどのように行うのか。ギリギリになり、とんでもない計画が判明する。トーマスが躍動する。
思いもよらない人物が大量虐殺を考えている。トーマスの機転を利かせた行動で、大惨事を防ぐことができたのだが…。ラストではトーマスがストーミーと甘いひと時を過ごしているシーンが続くのだが…。それは悲しい結末だった。
死神ボダッハの描写が恐ろしい。
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