2023.12.14 移民から宇宙飛行士へ【ミリオン・マイルズ・アウェイ 遠き宇宙への旅路】
amazonプライム
評価:3
■ヒトコト感想
メキシコからの移民が努力の末に宇宙飛行士になり宇宙へと旅立つ物語だ。幼少期から神童として学校では将来有望とみられていたが、家が移民の家庭のためあちこちに移動しながらの生活となる。繁忙期の農業を手伝うことを生業としてきた両親の元で育つホセ。小学校の教師が両親に助言する。
ひとつの場所で生活することの正しさとホセの教育への思い。ホセは周りに恵まれている。結婚してからの家族との関係や、同僚たち。実在する人物なので、NASAでのホセの教官がスペースシャトルのコロンビアで爆発事故で死亡するなど、苦悩はある。ホセはそれらに負けづに夢のために努力を続ける。移民として初めて宇宙へと旅立ったホセの実際の宇宙での映像は何より楽しそうなのが印象的だ。
■ストーリー
NASAの宇宙飛行士、ホセ・ヘルナンデスの実話に基づいた物語「ミリオン・マイルズ・アウェイ ~遠き宇宙への旅路~」は、ホセと彼の家族を追いかけ、メキシコのミチョアカンにある田舎町からサンホアキン渓谷を経て、地上から遥か彼方の国際宇宙ステーションへとたどり着く数十年の旅路を描く。ホセは勤勉な両親、親戚、教師たちのサポートや自身の決意と絶え間ない努力の結果、不可能と思われた夢を叶える。
■感想
ホセの実話を元にした作品。勤勉で努力家。ただ移民ということでチャンスに恵まれない。幼少期からホセの環境での問題が発生する。ホセの能力の高さと努力家な面が次第に明らかとなり周りから認められるようになる。
ホセが両親の決断により一つの場所にとどまり、勉強をして大学を卒業する。就職先は国防を担う研究所だ。そこでも最初はホセの見た目から掃除担当の新人と勘違いされる。エンジニアの同僚からも碌な仕事を与えられない。それでもホセは独力で成果をだし、周りから認められることになる。
まずホセはNASAへ入るのに苦労する。勉強だけでなく体力的な問題もあるため、マラソンにチャレンジしたり水泳をしたり。宇宙飛行士としてふさわしい能力をつけるために努力を続ける。十回以上落選したとしてもホセは諦めることはない。
それを見守る家族たちの協力があってこそ、ホセはチャレンジを続けられている。ついにNASAに合格するのだが…。そこから宇宙飛行士になるまでの道はまだまだ長い。連日夜中まで訓練を続けてもチャンスがないと宇宙へは行くことができない。
ホセの訓練の教官が、宇宙へと旅立つ。スペースシャトルのコロンビアの事故によりホセの教官は死亡する。そんな苦難がありながらも、ホセはチャレンジすることをやめない。ついにホセに宇宙へ行くチャンスが巡ってくる。コロンビアの例があるので、命の危険があるのは間違いない。
それでもホセは夢を諦めることはできず、家族の後押しもあり前にすすむことになる。ラストは宇宙でのホセの実際のミッションの映像が登場してくるが、ホセがとても楽しそうなのが印象的だ。
ホセの夢が実現されるシンデレラストーリーだ。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp