マーベラス [ マーティン・キャンベル ]
評価:3
■ヒトコト感想
冒頭、少女のアンナを助け出す殺し屋のムーディ。よくある孤児を殺し屋が育て、殺しのエキスパートに育てるというパターンだ。アンナとムーディはふたりっきりで仕事を達成する。マフィアの息子を誘拐し、その身代金を受け取りにアンナが丸腰でマフィアのボスの前に来る。マフィアはアンナを丸腰の女と油断するのだが…。
アンナのスマホからナイフが飛び出し、瞬く間にマフィアのボスを殺してしまう。その後、マフィアのアジトから脱出する際には、ムーディが遠隔から狙撃しマフィアを次々と倒している。その後、ムーディが殺されたため、復讐に動きだすアンナなのだが…。アンナがたったひとりで孤高の戦いを挑んでいる。プロのセキュリティであるレンブラントとの対決は見ものだ。
■ストーリー
アンナ(マギー・Q)とムーディ(サミュエル・L.ジャクソン)は、親子のような絆で結ばれる師弟コンビで、裏社会で長い間トップクラスの暗殺成功率を収めていた。しかしある日、ムーディが何者かに惨殺され、アンナは復讐に乗りだす。そんな彼女の前に現れたのは、ターゲットの護衛を請け負ったプロのセキュリティ、レンブラント(マイケル・キートン)。復讐に燃える暗殺者と完璧を求める護衛者、それぞれのプライドを懸けた戦いが始まる。
■感想
プロの殺し屋に育てられ英才教育を受けたアンナ。黒人のムーディとアジア人のアンナ。明らかに親子ではないが、親子のような親密さで仕事を行う。裏社会でその名をとどろかすコンビではあるが、常に狙われる危険性がある。
ある日、ムーディが殺され、アンナ自身も襲撃されてしまう。敵勢力の圧倒的な物量のため、アンナは逃げるしかない。最初から逃げることを想定していたのだろう。準備万端で姿を隠すアンナなのだが、そのまま黙って隠れているタイプではないのは明らかだ。
ムーディを殺害した黒幕に近づくアンナ。すると、そこにはムーディの過去が関係していた。アンナがターゲットとしている男の傍らには、プロのセキュリティであるレンブラントがいる。アンナとレンブラントのプロ同士の戦い。
それに巻き込まれるように周りのマフィアたちは次々と殺されていく。マフィアが一時的にアンナをとらえて拷問するのだが、ボロボロのアンナは見事に逃げ出してしまう。それで終わりではないのがアンナのすさまじいところだ。マフィアにしっかりと自分と同じ拷問をして殺している。
ラストではターゲットを狙うアンナとそれを守るレンブラントの対決となる。が、ここでムーディが登場してくる。実は死んだと思わせておいて、ムーディは生きていた。では、アンナの復讐は何だったのか。アンナのいくつかいる仲間たちの協力の元にムーディはターゲットを殲滅することに成功するのだが…。
アンナはレンブラントとの激しい闘いで負傷してしまう。どこか「レオン」の女の子が成長した際にはアンナのようになるのではないかと思ってしまった。
アンナのアクションがすさまじい。