キャンディ・ケイン・レーン


 2024.2.25     これこそアメリカのクリスマスだ【キャンディ・ケイン・レーン】


amazonプライム                      

評価:3

■ヒトコト感想
クリスマスの飾りつけに必死となるアメリカらしい作品。久しぶりのエディ・マーフィの主演作品。いたずら者のエルフと契約を結んだことでクリスマスの飾りつけを盛大なものにしたのだが…。その代償は大きかった。エルフとの契約により、夜八時までに金貨を5つ集めなければならない。それに失敗すると小さな人形にされてしまう。

魔法使いとの契約は絶対に後で何かあるという定番的な流れだ。会社を首になり子供たちの進学資金を稼ぐためにクリスマスの飾りつけのコンテストで優勝することを目指す。家族の大黒柱の父親が首になるのだが、母親は会社で出世している。父親ひとりの稼ぎに頼り切っていないというのが現代的だ。子供たちとの関係の微妙さもよい。

■ストーリー
エディ・マーフィ主演の笑いあり、冒険ありのクリスマス映画。地元で毎年開催されるクリスマスの飾りつけコンテストでの優勝を狙う男が、ひょんなことからイタズラ者のエルフと契約を結んでしまい、「クリスマスの12日間」の歌が現実のものとなる。

■感想
クリスマスの飾りつけコンテストや「クリスマスの12日間」の歌なんてのはなじみがない。アメリカでは常識なのかもしれないが…。クリスマスに力を入れるのはわかる。日本でいうところの正月のような感じなのだろう。

家の庭に大きな電飾をつけてカラフルにする。日本でもたまに家の外にカラフルな電飾をつけ、イルミネーションを作るパターンがあるが、アメリカは規模が違う。家の庭に巨大なツリーを作り上げ、カラフルな電飾と飾りつけの数々。コンテストが開かれるのもうなずける規模だ。

コンテストで勝ち賞金を手に入れるためにエルフと知らず契約を結んでしまう。おかげで豪華なツリーの飾りができたのだが…。一夜明けるとその飾りの中のキャラクターが抜け落ちていた。このあたりは「クリスマスの12日間」の歌に関することなので不明だ。

逃げ出したツリーのキャラクターたちが持つ金の輪っかを所定の数集めなければ、父親は人形にされてしまう。目先の欲望に勝てず悪いエルフの口車に乗ってしまった結果の恐ろしい結末が待っているのだが…。

エディ・マーフィが昔を思い出させるような激しいコメディ感がすごい。こどもたちとの関係や、ご近所さんとのトラブルなど、それらのごたごたは、一致団結して金のわっかを集めるというミッションですべてなかったことになっている。

悪いエルフを最後にいさめるのは定番だがサンタクロースだ。ただ、あくまでも契約をしてしまったので、ミッションをクリアしないと人形にされるのは変わらない。いじわるなエルフがちょくちょく邪魔をするのが憎たらしい。

アメリカらしいクリスマス映画だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp