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2023.1.24 気球で高度1万メートルを目指す【イン・トゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】
評価:3
■ヒトコト感想
まだ天気の研究が進んでいない時代。気球で大気の研究をしようと考えたジェームスは気球パイロットのアメリアと空に登る。巨大な気球でどこまで空高く浮かび上がるのか。ジェームスが研究第一の考えをもっているため、自分の安全よりも研究を優先している。遥か1万メートルクラスの高さにまで登るので当然気温は低くなる。防寒具もない状態で研究に力を注ぐ。
研究で気球を飛ばすことのハードルの高さと、長年の夢が叶ったということで、必死になるジェームズ。この必死さが物語のポイントなのだろう。命の危険をかえりみずに、ひたすら上空に登りつづける。気球からの映像が壮大だ。ラストの気球のトラブルについても、すさまじいハラハラドキドキ感がある。
■ストーリー
時は1862年。命知らずの気球パイロット、アメリア・レン(フェリシティ・ジョーンズ)は時代の最先端を行く気象学者ジェームス・グレーシャー(エディ・レッドメイン)と共に、天気について研究するため、歴史上の誰よりも空高く飛ぼうと挑む。
■感想
アメリアは裕福な貴族ではあるが、気球のパイロットとしての誇りをもっている。女性の気球のパイロットと気象学者というコンビが良いのだろう。命よりも研究を重視するジェームズ。アメリアも命知らずの気球パイロットではあるが、過去にパートナーを失っていることもあり、いざという時は慎重になる。
アメリアがジェームズの研究に対する異常な探求心に苦言を呈しながら、ひたすら高みに登っていく流れがある。面白いのは当時の知識では、ある程度の高さに上がると、気温が高くなると考えられていた点だ。
ジェームスは命をかけている。自分が生きて戻れないことを考え、データを伝書鳩につけて鳩を帰したりもする。高度が高くなればなるほど寒くなる。ジェームスやアメリアは体中に雪をつけながらガタガタと震えている。
その状態であってもジェームスは研究をやめない。ついに命の危険を感じたアメリアは降りることを決断するが。。ここからのトラブルがすさまじい。気球のガスを抜く機器がシモで凍り付いたために動かない。アメリアが気球の外側からてっぺんにまで登る映像はすさまじい。
ガスを抜いて少しづつ高度が下がったのは良いのだが…。今度は気球から空気が抜けてものすごい速度で落下していく。こうなると、できるだけ重さを減らし、落下速度を下げるしかない。過去のアメリアのトラウマがポイントだろう。
一番重いのは人なので、人を減らす決断をするのだろうか。。。気球での壮大な映像と、ラストの気球での緊急的な落下の描写はすさまじい。気球で1万メートル近くにまで上昇するというのはかなりやりすぎだろう。
気球での壮大な映像が見ものだ。
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