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　2023.5.5 　　　氷を疾走するトラック野郎たち【アイス・ロード】

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アイス・ロード [ リーアム・ニーソン ]
評価：3

■ヒトコト感想
リーアム・ニーソン主演の、一面氷の世界でのトラックによるカーチェイス。鉱山での崩落事故が発生し、作業員を助けるために4人のトラックドライバーで救出機器を現地に運ぶ必要がある。30tの巨大なトラックが薄い氷の幕が張った水の上を走る。いつ氷が割れるかわからない。過去には何人も死んでいるような危険な行程だ。

4人で3台のトラックで運ぶ。1台でも現地に到着できれば良いという、途中脱落者がでる前提の計画となっている。悪名高いアイスロードとはどういったものなのか。30tもの重さのトラックの場合、スピードを出しすぎてもダメで、スピードが遅すぎても重さにより氷が割れる危険があるとのこと。道中の困難さとトラックを妨害する存在により混沌とした道中となる。

■ストーリー
爆発事故で鉱山の地下に閉じ込められた26人の作業員。救出装置を運ぶため、4人のトラックドライバーが集められる。30tの巨大トラック3台が走る最短ルートは、氷の道<アイス・ロード>。スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む。地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。4人はドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手にするはずだった。ところが、事故には危険な陰謀が隠されていた―。チームとしての絆を結び始めたドライバーたちは、大自然と陰謀に打ち勝つことができるのか?次から次へとエンドレスで繰り出される「絶対ムリ! 」なトラップを打ち砕き続ける、彼らの巨大トラックに乗って、心臓爆走のラストへと突き進め!

■感想
鉱山の爆発事故で多くの作業員が閉じ込めらえた。救出装置を運び込まなければならないが、危険なアイスロードを陸路で運ぶ必要がある。そもそもが鉱山の爆発事故については管理会社の不備があり、会社は隠蔽しようとしている。

一方で閉じ込められた者たちを救出するためドライバーたちは必死になる。巨大なトラックなので、少しのミスが大事故になる。何者かの仕掛けにより1台のトラックがエンストし、ドライバーと共に割れた氷に飲み込まれていく。残り2台で現地にまで駆けつける必要がある。

誰が妨害しているのか。管理企業の担当者も乗り込んでいたのだが…。企業側は救出装置の持ち込みに失敗したということで、鉱山にとりのこされた者たちを見殺しにする計画でいた。それを知ったドライバーたちは必死に時間内に到着しようとする。

氷が割れ荷物が水に飲み込まれたり、橋が30tの重さにギリギリ耐えられるかの状態だったので、橋が崩壊したり。氷の坂道を登りきることができずトラックがゆっくりと下がっていく場面もある。様々なトラブルを乗り越える代わりに犠牲者もでる。

氷の上を30tのトラックが走る。映像的なインパクトがすさまじい。鉱山内部に取り残された者たちの間でも様々なトラブルが起き、管理会社の不正が明らかとなる。リーアムニーソンのトラック野郎としての男くさい行動の数々が見ものだ。

同じく鉱山を目指すドライバーのひとりに若い女性がいるのだが、これがかなり違和感がある。アイスロードを走り慣れたドライバーということなのだが…。巨大なトラックのドライバーといえば、むさくるしいおじさんというのが定番なのだろう。

アイスロードを疾走するトラックはすさまじいインパクトがある。