ハリーポッターと死の秘宝 PART2


 2022.10.12     ラストはあっけない終わり方だ【ハリーポッターと死の秘宝 PART2】

                     
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2[ ダニエル・ラドクリフ ]
評価:3

■ヒトコト感想
ハリーポッターシリーズの最終章。PART1で、ヴォルデモートの軍団がハリーを追いかけ続け、ハリーは周りの仲間たちから守られながら、ヴォルデモートを倒すための分霊箱を探し出そうとする。典型的なロールプレイング的な流れかもしれない。複数存在する分霊箱を破壊すればヴォルデモートを倒すことができる。強烈な武器として3つの死の秘宝の存在がある。

ハリーやロンやハーマイオニーは圧倒的な魔法の力がある。教師たちや仲間たちがヴォルデモート軍団と対決し、犠牲者もでる。そんな状態でありながら、とうとうハリーとヴォルデモートの対決が始まる。壮大な物語のラストとしてはやけにあっさりとしている。決着としてはわかりやすい。

■ストーリー
この壮大なフィナーレで、魔法界における善と悪の間で起こる戦いは本格的な交戦へとエスカレートする。この争いは今までで最も危険なものであり、もはや誰の身も安全ではない。しかしながらヴォルデモートとの最終決戦の時、最後の犠牲を払わなければならないのはハリー・ポッターなのである。そしてここに全てが終結する。

■感想
ハリーポッターシリーズのラストとして、しっかりと決着をつけている。ただ、それだけかもしれない。原作を読んでいないので細かな謎についてはよくわからない。それでも、ヴォルデモートの分霊箱の存在や、3つの死の秘宝などRPG的な面白さがあるのは間違いない。

ヴォルデモートとハリーが実はつながっていて、ハリーからするとヴォルデモートがどこにおり、何を気にしているのかがよくわかる流れとなっている。ヴォルデモートも実はハリーを一番に恐れているというのがよくわかる展開だ。

ヴォルデモートとハリーの両親や、ハリーの生い立ちについても細かく語られている。ヴォルデモートを倒すことができるのはハリーだけ。ヴォルデモート軍団も、実はヴォルデモートのことを恐れている。ドラコがハリーを助けたりと、ちょっとした変化がある。

ヴォルデモート軍団との激しい戦いで、シリーズに登場してきた教師や仲間たちが総登場し戦いを繰り広げる。そんな中で、犠牲者もでる。ヴォルデモートはハリーさえ倒せればよいと考え、周りを脅しで屈服させようとする。

ラストはヴォルデモートとハリーの1対1の対決となる。ニワトコの杖は死の秘宝のひとつで、強烈な力をもつ魔法の杖だ。その持ち主としてヴォルデモートではない別の持ち主が存在したため、ヴォルデモートにはしっくりこない状態となっている。

ダンブルドアの持ち物はダンブルドアを殺害した者に所有権がうつる。それは誰なのか…。ヴォルデモートは最後までそれが判明しないため負けたということなのだろう。ヴォルデモートを倒した後には、成長し結婚したハリーたちの幸せな姿が描かれている。

長大な物語のラストとしてはシンプルな終わり方だ。



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