2023.11.20 殺し屋の女たちが暴れまわる【ガンパウダー・ミルクシェイク】
ガンパウダー・ミルクシェイク [ カレン・ギラン ]
評価:3
■ヒトコト感想
殺し屋の母娘の物語。殺し屋の母親は娘を置き去りにして失踪した。娘はその後、母親と同じような道を歩むことになる。サムが見た目の可愛さと裏腹に冷酷非道な殺し屋となる。設定の面白さと銃撃シーンが印象的なスローモーションになるのがポイントだ。殺し屋組織からの依頼で動くサム。ハイリスクな仕事を続けるサムだが、ついに組織の大物の息子を殺害してしまう。
ここからサムは組織に狙われることになり、戦うことになる。その過程で8歳の少女を助けたりとアクシデントはある。謎の図書館に入ると武器を供給してくれるなど、殺し屋の組織的な雰囲気は強烈だ。ラストでは組織との壮絶な対決となり、サムと図書館の司書たちが戦う姿がすさまじいインパクトがある。
■ストーリー
サムが12歳のとき、彼女の母親スカーレットは、サムを置き去りにした。15年後、母親同様、冷血な殺し屋になった。ところが、あるハイリスクな仕事で問題が起き、サムは母親の雇い主だったザ・ファームという冷酷な犯罪シンジケートのために動くか、8歳の無垢な少女エミリーの命を守るか、という選択を迫られる。命を狙われているサムにとって、生き残る唯一のチャンスは、母親とその仲間であるザ・ライブラリアンズ(司書たち)と合流することである。この3世代の女性たちは、信頼し合ってザ・ファームとその手下たちに立ち向かい、自分たちからすべてを奪おうとする者たちを相手に大暴れする。
■感想
本作のメインは女性の殺し屋なのだろう。サムの母親であるスカーレットは伝説の殺し屋であり、サムが助ける8歳の少女エミリーも女の子だ。極めつけは武器が保管してあるライブラリーの司書たちも皆女性であり、とんでもない殺し屋の技術をもっている。
さらには、会話をする場所としてダイナーが度々登場してくるのだが、そこで武器を持ち込ませないためにチェックする役目のウェイトレスも印象的だ。それら女性たちに男たちは最後にはやられていくのが印象的だ。
組織から仕事を依頼され、それを実行したところ、運悪くその場に組織の幹部の息子がいた。サムとしては仕事を遂行しただけなのだが…。どんな理由があろうと幹部の息子を殺したということで組織から狙われることになる。
サムが絶体絶命のピンチに陥ると、そこに助けにくるのは15年前に失踪した母親のスカーレットだった。成長したサムとスカーレット、そして組織に敵対することに決めた司書たち。すべてが女性の殺し屋であり、大量の男たちと戦いを繰り広げる。
司書たちの戦い方は個性的だ。ロープのようなものを駆使して相手を吊り下げて殺害する。まさに必殺仕事人のような倒し方だ。対戦車用のバルカン砲みたいなものをぶっ放したりもする。わらわらと湧いてくる敵たちを圧倒し、最後はダイナーでの交渉となる。
ダイナー内部は銃の持ち込みは禁止。そこに集まった幹部とその部下。サムはひとりでやってきたのだが…。ダイナーのウエイトレスはスカーレットや司書たちが化けており、銃を持ち込み幹部と部下たちを一掃している。
なんだ妙にすっきりとしたバイオレンスアクションだ。
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