ゴースト&ダークネス


 2022.8.10     人食いライオンに襲われた実話【ゴースト&ダークネス】

                     
「ゴースト&ダークネス」マイケル・ダグラス/ヴァル・キルマー/バーナード・ヒル
評価:3

■ヒトコト感想
実際に発生した事件がベースにある本作。恐怖の人食いライオンが鉄道建設現場で働く人々を襲い続ける。物語としては、アフリカの地で鉄道の橋を作るためにやってきた大佐は、労働者たちがライオンに襲われ、恐怖のために逃げ出してしまうことに困惑していた。今でいうところのプロジェクトマネージャが現地での問題をどのように解決するのか、という場面だ。

大佐は自らライフルをもちライオンを退治する。見事、ライオンを退治したかと思いきや、二匹の魔獣が存在していた。大佐がどのような対策をしても、全て二匹のライオンは上回ってくる。凄腕ハンターがやってくるのだが…。実際にライオンにより人々は多大な被害を受けたのだろう。それをドラマチックに描いたのが本作だ。

■ストーリー
東アフリカで起こった実話を題材に映画化した、マイケル・ダグラス、ヴァル・キルマー共演で繰り広げるモンスターパニック巨編。鉄道建設が進む東アフリカで人々を襲う伝説の魔獣“幽霊”と“暗闇”に、凄腕のハンターと技師が挑む…。

■感想
アフリカの未開の地で鉄道の橋をつくる。作業員たちは現地のアフリカの人々だ。困難なプロジェクトに対応するのは、この手のプロジェクトを成功させてきた大佐だった。現地のリーダーたちと協力しながら仕事をすすめていたのだが…。

そこで、トラブルが発生する。ライオンが入り込み作業員を襲ったのだ。本作が実話を元に作らているので、実際に過去にこの手の作業中にライオンに襲われるということが頻繁に発生していたのだろう。見事、ライオンを倒したのは大佐だった。このことで大佐は作業員たちに一目置かれることになるのだが…。

その後、恐怖の人食いライオンが2匹やってくる。大佐が罠を作り、作業員たちのエリアに入り込まないようにいばらの柵を作るのだが…。そらをあっさりと2匹のライオンは突破し、人々に襲いかかる。罠を作ってもそれらを破壊し作業員のリーダーを食い殺してしまう。

鉄道会社のオーナーは危機感を覚え、凄腕のハンターを送り込むのだが…。中盤以降はこのハンターと大佐が協力してライオンを倒すために四苦八苦する物語となっている。当然ながら、なかなかライオンが退治できないとなると、作業員は逃げ出したりもする。

マサイ族を引き連れた凄腕のハンターですらも、ライオンを倒すことができない。ボロボロになりながらも1匹のライオンを倒すことに成功するのだが…。ここで油断したため、残りの1匹にハンターが殺されてしまう。実際にどの程度の人々が人食いライオンの餌食になったのだろうか。

アフリカでの工事では、ただでさえ現地の作業員とのコミュニケーションや習慣の問題がある中で、ライオンの恐怖というのはすさまじい。今ではいくらでもやりようがあるが、当時としては大問題だったのだろう。

アフリカの地で人食いライオンと戦う物語だ。



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