ゴースト ニューヨークの幻


 2022.8.25     もはや古典的な名作だ【ゴースト ニューヨークの幻】

                     
ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・エディション [ パトリック・スウェイジ ]
評価:3

■ヒトコト感想
もはや古典的な名作だ。飛び飛びで見てはいたのだが、最後まで見たのは初だ。暴漢に殺されたサムが、残された恋人モリーへメッセージを残そうとする。単純に死んだ男が恋人と繋がる物語かと思いきや…。実は犯罪も絡んでおり、サムが幽霊としてどこにも出入りできることがポイントとなっている。さらにはサムの言葉を聞くことができる霊能者の存在が物語を面白くしている。

サムがモリーに対してのメッセージを霊能者に伝えるのだが、最初は怪しみながら信じないモリーが良い。インチキ霊能者に見えるのは当然だろう。サムが襲われた理由などが明らかとなり、ちょっとしたミステリー風になっているのも良い。モリーのかわいらしさは強烈なインパクトがある。

■ストーリー
恋人モリーと幸せに暮らしはじめた矢先、暴漢に命を奪われたサム。だがその死は陰謀によるものだった。サムの魂はこの世にとどまり、インチキ霊媒師の力を借りて、愛するモリーを守ろうとするのだが…

■感想
サムが暴漢に殺されたのは不幸な事故かと思いきや、実は裏には陰謀があった。単純に死んだサムと生き残ったモリーの恋愛物語かと思いきや、裏ではミステリアスな展開がある。最初は幽霊となったサムが自分の状況がわからずに混乱しているのが良い。

物を触ることができないが、どこにでも移動可能で壁を通り抜け見ることができる。目の前にはモリーがいるが触れることはできないし、サムの言葉を伝えることができない。親友のカールがモリーのケアにやってくるのだが…。

サムの言葉を聞くことができる霊能者が登場する。当初はインチキ霊能者風な立ち位置だったが、実際には本当にその能力がある。ただ、サムの言葉をモリーに伝えたとしても、モリーがすんなりと信じるはずはない。

サムとモリーしか知らない情報を伝えて初めて信用されるのだが…。霊能者がポイントだ。サムが手にしていた大金を盗むためにカールは暴漢を使ってサムを殺していた。そのことを知ったサムは霊能者を使って大金をすべて寄付してしまう。カールが黒幕だと知った時のサムの表情はすさまじい。

カールや暴漢は金が手に入らないと知ると、モリーや霊能者に攻撃を加えてくる。そこでサムの能力がパワーアップし現実の物を触れるようになってくる。幽霊が物を移動させたり触ることができると最強だ。カールを殴り飛ばしたりもできるサム。

モリーに危機を伝えるために、自分が近くにいると伝える。その方法が小さなコインを持ち上げるというのが良い。モリーの目の前には小さなコインがゆっくりと浮かび上がってくる。霊能者の言葉と相まって感動する場面だ。

古典的な名作だ。



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