撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的


 2022.3.21      元相棒がラスボスとなる【撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的】

                     
撃鉄 GEKITETZ-ワルシャワの標的
評価:2.5

■ヒトコト感想
セガールの定番的なカンフーアクションもの。セガール作品の中で差別化をするとしたら、本作は同僚の殺し屋であるデュノワの存在がある。大富豪のエイカンへ荷物を届けるのがコールドのミッションなのだが、コールドを狙う存在が次々と登場してくる。一緒に行動していたデュノワが実は裏切っており、コールドの命を狙う。一度はデュノワを倒したと思いきや、デュノワはしつこくコールドを追いかけ続ける。

エイカンの妻がコールドに協力し、戦いを繰り広げる。コールドの圧倒的な強さは、セガール本人の格闘能力のすさまじさがあるのだろう。デュノワが最後の最後までしつこくコールドに襲いかかってくるのがポイントなのだろう。

■ストーリー
ヨーロッパを暗躍する雇われ諜報員ジョナサン・コールドは,エージェントの依頼でアテネから運ばれてきた“荷物”をドイツの大富豪エイカンヘ運ぶことになった。それは容易な任務のはずだった…。だが、相棒のデュノワとともに受け取り場所に向かったジョナサンは何者かの襲撃を受けてしまう。死闘の果てに脱出し,目的地へと急ぐがそこで待っていたのはエイカン本人ではなく彼の美しい妻メレディスであった。何とかエイカン本人との接触をはかろうとするジョナサンに次々と襲いかかる刺客。やがて国家をも揺るがす驚異の真相が明らかにーー!

■感想
雇われ諜報員のコールド。雇い主の依頼から謎の荷物を運ぼうとしたのだが、そこで待ち伏せに合い襲撃を受ける。いきなり田舎の民家に兵士が現れ、コールドたちへ銃弾を撃ちまくってくる。この時点でコールドが依頼を断るのが良い。

ただの荷物ではない。何かしら危険が伴うのなら、仕事をやらないと言うのだが…。結局はコールドの力が必要ということで、任務を引き受けることになる。同じ雇い主の元で仕事をしていたデュノワの協力のもとで荷物を運ぶのだが…。

デュノワはコールドに引けをとらない諜報員なのだろう。ただ、何かしら裏がある描写が序盤から多数登場してくる。デュノワは襲撃を知っていた、なんて情報もコールドに入ってくる。この時点では、コールドはデュノワのことを怪しみながらの荷物の運搬となる。

次々と襲いかかってくる殺し屋たちをコールドはあっさりと始末している。銃弾で倒すのではなく、力強い格闘で倒すのはセガール映画の定番なのだろう。デュノワは純粋に武器を使いながら戦うことになる。

終盤ではデュノワが裏切り、コールドへ銃を向けるのだが、あべこべにコールドがデュノワを倒してしまう。結局はデュノワが裏切り者で、すべての利益を得ようとしていたのだろう。いったんは任務に成功したかと思いきや、なぜか不死身のデュノワが登場し、しつこくコールドを追いかけ続ける。

デュノワは自分専用の武器をあらゆる場所に隠し持ち、そして、武器を補充してコールドに挑んでくる。セガール映画として差別化するとしたら、相棒の殺し屋が裏切り、しつこく絡んでくる部分だろう。

セガールの格闘は相変わらずすさまじい。



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