劇場版 ねこ物件 [ 古川雄輝 ]
評価:3
■ヒトコト感想
連続ドラマで評判がよかったので劇場版が作られた系の作品だろう。ドラマ版は見ていない。猫好きの男たちが暮らすシェアハウスの物語だ。ドラマ版での住人たちはいったんは独立していったが、再び劇場版で集まる。猫好きのイケメンたちが一つ屋根の下で生活する。それぞれが敬語で話をする間柄で終始落ち着いた雰囲気が流れている。
主人公の優斗が非常に落ち着いており、見方を変えるとたいくつな雰囲気となる。シェアハウスの二星ハイツへ新たにやってきた住人。元はといえば優斗が生き別れた弟を探すために募集した住人なのだが…。猫との交流というよりはイケメンの若手俳優たちが集合するのが魅力的なのかもしれない。終始落ち着いた雰囲気の物語だ。
■ストーリー
2匹の猫、クロとチャーと暮らす二星優斗、30歳。唯一の肉親である祖父・幸三が亡くなったことから始めた“猫がいるシェアハウス・二星ハイツ”には、それぞれの夢を持つ4人の同居人が住んでいたが、みな次のステージへと巣立っていった。不動産会社の有美から、かつての入居者たちの活躍を聞かされ、二星ハイツの再開を促されるが気乗りがしない。しかし、祖父が遺した手紙に書かれていた、幼い頃に離ればなれになった弟の存在を想い出して、探し出すことを決意する。
その方法とは、“猫がいるシェアハウス”と自分の存在を全国に知らしめて、再び住人を募ることだった。そんな優斗をサポートしようと入居者だった、修、毅、丈、ファンの4人が二星ハイツへと帰ってきた。そんなある日、加納直人と名乗る人物が入居希望者として現れたのだが―。
■感想
ドラマ版を見ていない状態でも楽しめる作品だろう。猫と共に暮らすシェアハウスを舞台とした物語。過去に一緒に暮らした者たちが再び集まってくる。新たな住人を募集したところ、加納直人という人物が入居希望者として現れたのだが…。
猫アレルギーのある人物がなぜ猫と暮らすシェアハウスに応募してきたのか。家主である優斗は礼儀正しいが、どこかのんびりとして浮世離れしている。見方を変えると社会不適合者に近いのかもしれない。不動産屋に紹介されたバイトもまともに続けることができない。
毎朝の朝食は必ず全員そろって食べること。部屋は整理整頓すること。シェアハウスで暮らすための七カ条があるのだが、結構めんどくさいと感じた。住人たちの絆は深くなるのかもしれないが…。住人を募集するためにyoutubeやテレビで放送するなどする。
今時めずらしいシェアハウスの形かもしれない。不動産屋の女性が何かと優斗の面倒をみているのだが…。優斗ひとりではあまりにのんびりしており、世間知らずな雰囲気がありすぎるような気がした。
ラストでは結局弟は見つからないまま、昔のシェアハウスの仲間たちと一緒に暮らす形で終わっている。ねこ物件というタイトルとおり、猫と暮らすシェアハウスではあるが、物語にそれほどねこは重要ではない。シェアハウスに暮らすイケメン若手俳優たちの演技を楽しむ作品なのだろう。
不動産屋の女性社員が個性的な見た目をしており、優斗の落ち着いた雰囲気にあっている。全体としては、今時めずらしいほど丁寧でガツガツしていない雰囲気が良いのだろう。
癒され系の物語だ。