フランティック


 2022.6.29      旅先で行方不明の妻を探すハリソンフォード【フランティック】

                     
フランティック [ ハリソン・フォード ]
評価:3

■ヒトコト感想
医者のリチャードは学会へ参加するため妻と共にパリへやってきた。旅行を兼ねての夫婦水入らずのはずが…。妻が突然部屋からいなくなり行方不明となる。警察に話をしても誘拐事件としてはとりあってくれない。この手の妻が行方不明の類は、妻が自発的に連絡を絶っている可能性を警察側は想定している。それに反抗しながら独自で調査するリチャード。

空港で取り違えたスーツケースが発端となりリチャードの妻は誘拐されてしまう。リチャードが妻を取り戻すため、謎の組織はスーツケースに隠された物を取り戻すため。リチャードとスーツケースの運び屋をしていた女が行動を共にする。組織が狙う物が、なんだか今の時代で考えると大したことないのが印象的だ。

■ストーリー
アメリカ人医師のリチャードは、妻サンドラとともに学会に出席するためパリを訪れた。ホテルに到着して間もなく、空港でスーツケースを誰かのものと取り違えてしまったことに気づく。そしてリチャードがシャワーを浴びているわずかな間に、妻が何者かに連れ去られてしまう。異国の地で言葉も通じず、警察でも真剣に取り合ってもらえないリチャードは、自ら捜索に乗り出す。妻の消息をたどる途中で出会った謎の美女。彼女は何かを知っているようなのだが…。

■感想
リチャードとサンドラは中年夫婦のわりにラブラブだ。学会のためにパリへ来たのだが、どこかバカンスの雰囲気がある。二人が宿泊するホテルの部屋でラブラブな雰囲気をかもしだしていたサンドラが突如として部屋をでて行方不明となる。

この手の流れの作品ではハリソンフォード主演で「ランダム・ハーツ」がある。ランダムハーツはラブラブの妻が実は不倫していた、という流れであった。本作も、序盤にラブラブな雰囲気をだしているだけに、本当にサンドラが男と逃避行した可能性もある。

リチャードひとりが慌てふためいているが、ホテルの従業員や警察はサンドラが自分の意思で連絡を返さないと考えている。今の時代であれば携帯で連絡がとれるのだが…。サンドラが連れ去られたと思い込み、手がかりとなる取り違えたスーツケースの中身を調査する。

そこには何の変哲もない旅行の衣服などが入っていたのだが…。謎の組織がリチャードにアクセスしてくる。元のスーツケースの持ち主とリチャードが協力してサンドラを取り戻そうとする。

結局、リチャードはひとり奮闘してサンドラを取り戻している。組織が取り戻そうとしたのは小型の起爆装置だ。アメリカから盗み出したものを組織は手に入れようとする。サンドラを取り戻したあと、小型の起爆装置をどうするのか。。。

リチャードはセーヌ川に投げ捨てている。こんなことをすると組織から恨まれ射殺されるのでは?と心配になるほどの行動だ。結局は、スーツケースの持ち主である女が犠牲となりリチャードとサンドラを助けたということだ。

舞台がパリというのがポイントだ。



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