フラッグ・デイ 父を思う日


 2024.3.11    実の親娘が演じる物語【フラッグ・デイ 父を思う日】


                     
フラッグ・デイ 父を想う日 [ ディラン・ペン ]
評価:3

■ヒトコト感想
ショーン・ペンと実際の娘が親娘として演技をしている作品。実在の人物を元にした作品なだけに衝撃的だ。偽札事件の犯人であるジョンと娘のジェニファー。偽札事件はメインではない。ジェニファーから見た父親像。母親と離婚し、ジェニファーからすると継父との関係が悪化したタイミングで再びジョンと生活するジェニファー。

大人になったジェニファーからすると、犯罪で投獄されている父親は厄介な存在でしかない。編集者としてバリバリ働いているジェニファーがテレビのニュースを見ると…。父親が偽札事件の犯人としてカーチェイスをしている。どれだけ邪見に扱ったとしても、ジェニファーにとってはジョンは父親であることに変わりはないのだろう。

■ストーリー
1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン(ショーン・ペン)が、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファー(ディラン・ペン)という娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく──「私は父が大好き」。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか?父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは?ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていく──。

■感想
平凡な家庭の父親であるジョンと娘のジェニファー。父親が風来坊で家に金を入れない。ジェニファーが幼いころにジョンは家を出ている。ジェニファーからすると大好きな父親がいなくなったことにショックを受ける。

その後は、母親が一人で子供二人を育てることに疲れ、アル中状態となる。ここでジェニファーと弟はジョンの元に行く。別れた父親が新しい女と生活している場に、子供ふたりが押しかける。ジョンは大喜びだが…。この時代のジェニファーはまさに一番幸せな時期なのかもしれない。

つかの間の子供との楽しい時期は一瞬にして終わる。ジョンは仕事でトラブルとなり、子供を抱えきれないからと元嫁のところに返す。ジェニファーたちはアル中の母親の元に戻る。ここでめちゃくちゃな家庭になるのではなく、母親が再婚することでジェニファーの環境は劇的に変わる。

裕福な家庭となり、幸せな生活を送っているのだが…。継父がジェニファーの寝室へと入り込んでくる。母親はそれを見て見ぬふりをする。それに嫌気がさしたジェニファーは家を出て、再びジョンの元に向かうのだが…。

大人になったジェニファーにとって、何かと問題を起こすジョンは厄介な存在だ。犯罪を犯し投獄されるジョン。刑務所からの手紙をジェニファーに送るが、ジェニファーはすべてを無視する。いつの間にか出所していたジョンは印刷業を営み、ジェニファーに会いにくる。

ここでもジェニファーはつれない対応をする。ここまでのジェニファーの対応を見ると、親子の縁を切ってもよいように思えたのだが…。ジョンが偽札事件を起こし、カーチェイスするシーンを見て涙ぐむジェニファーの姿が印象的だ。

実の父娘が演じるというのが良い。



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