フォールアウト エピソード1,2


 2024.6.16     壮大な物語のスタートとしては抜群だ【フォールアウト エピソード1,2】


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評価:3.5

■ヒトコト感想
ゲーム原作らしいがゲームはやったことがない。いくつかのキャラクターが主人公となる展開らしい。導入部だけを見てもかなり期待できる作品だ。さらには、エピソード1が終わった後に、2の予告のようなものが描かれているのだが、これがかなりワクワクする予告となっている。終末後の地球で繰り広げられる戦い。

ルーシーは連れ去られた父親を捜し、マキシマムはパワードスーツを手に入れて任務を遂行しようとする。グールは賞金稼ぎとしてターゲットを狙う。印象的なのは、残酷なシーンのバックにやけにのどかでさわやかな音楽が流れる部分だ。あえて残酷さを打ち消すような音楽。世界観に妙にマッチしているので、この演出は逆に売りになるような感じだ。

■ストーリー
史上最高のゲームタイトルの一つ「Fallout(フォールアウト)」、それは持てる物などほとんど残されていない不毛な世界を舞台にした、持てる者と持たざる者の物語だ。世界の終末から200年後、快適な地下施設に暮らしていたはずの居住者は、地上へと足を踏み入れることになる。そこに待ち受けていたのは衝撃に満ちた世界、ウェイストランドだった。

■感想
世紀末の世界での物語となっている。地球は人間が住める場所ではないので、地下に住むエリートの人々をボルトの住人という。そこで暮らすルーシーは自分たちが住むボルトを地上の人間たちに襲撃され、父親を連れ去られてしまう。

父親を捜すためにルーシーはひとりで地上に降り立つのだが…。メインはルーシーなのだろう。地上で軍隊のようなものに所属しパワードスーツにあこがれる黒人のマキシマム。そして、荒廃した土地で賞金稼ぎとして活動するグール。近未来のルーシー、パワードスーツのマキシマム。ガンマンのグールというメインキャラだ。

まだ物語の全容が見えてこない。マキシマムはパワードスーツをもともと着ていた兵士が放射能に汚染された巨大なクマにやられてしまう。代わりにマキシマムがスーツを着て任務を遂行しようとする。このスーツが妙に原始的でスタイリッシュではないが、強さが表現されており良い。

グールとマキシマムは同じターゲットを狙っているとわかり、対決するふたり。圧倒的にマキシマムが有利なのだが、ふとしたことでグールにやられてしまうマキシマム。

ターゲットである博士は何もかも知っているようではあるが、グールに足を撃たれてしまう。そこから即席の義足をつけてルーシーと共に旅をするのだが…。博士を連れていく先がルーシーの父親を誘拐した人物ということになる。

物語は3人の主人公を軸に展開されるのだろう。グールがなぜか妙な耐久力があり、古くから生きているという描写がある。ルーシーやマキシマムは普通の人間なのだが、グールだけが別物のような感じだ。

この物語の先が気になって仕方がない。



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