エンド・オブ・ステイツ


 2022.3.7      強烈なドローンでの暗殺シーン【エンド・オブ・ステイツ】

                     
エンド・オブ・ステイツ [ ジェラルド・バトラー ]
評価:3

■ヒトコト感想
大統領のシークレットサービスであるバニングが大統領暗殺の容疑で追われることになる。序盤の大統領を暗殺するための、ドローンの大群が爆弾を落とすシーンは強烈だ。まるで小さな鳥が大量に飛んでくるように、ドローンが対象者を顔認証で判断し攻撃するかを決定する。すべてが自動で実行されることがすばらしい。

この技術があるのなら、いつでもどこでも暗殺できるだろう。バニングは逃走し自分の無実を晴らすために必死に行動する。民間の軍事会社が自分たちの利益のために大統領を暗殺し、その後、仕事を得ようとしていた。敵は戦いに長けた軍事会社だ。バニングの行動を予測し傭兵たちを送り込んでくる。バニングは想像を超える行動で逃げ切っている。

■ストーリー
かつてたった一人で世界を未曾有のテロ事件から救った英雄マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。今もシークレット・サービスのエージェントとしてアメリカ合衆国大統領トランブル(モーガン・フリーマン)から絶大な信頼を得ている彼だったが、長年の激務と歴戦の負傷は彼の体を激しく蝕んでいた。引退の二文字が度々頭をよぎるようになったある日、休暇中の大統領の元に突然空から大量のドローン爆弾が襲いかかる。

決死の覚悟で身を挺して大統領を守るマイク。しかし激しい攻撃の中意識を失い、目を覚ますと彼は大統領暗殺を企てた容疑者として拘束され、FBIの執拗な尋問を受けていた。全く見に覚えのない濡れ衣、しかし何者かが周到に用意した証拠はすべてマイクが犯人であることを示していた。隙を突いて逃亡したマイクは自らの無実を晴らし、真実を明らかにするため、ある男の元を訪れる。やがて明らかになる陰謀、それは世界を破滅へと導く恐るべきものだった。傷だらけの英雄マイク・バニング最後の戦いが今始まる―。

■感想
バニングはシークレットサービスの次期長官と目されていた。大統領から絶大の信頼を得ていたバニング。序盤ではバニングは体に故障を抱えており、いつ引退するかと悩んでいる状態だった。そこから、大統領が釣りをし休暇を楽しんでいたところ、そこにドローンの大群が押し寄せてくる。

恐ろしいのは、大量のクローンなので、周りがクローンを撃ち落とそうとしても間に合わない。顔認証で判断しターゲットに対して爆弾を落とすドローン。バニングが機転を利かせて大統領と共に湖に入って逃げ切ることに成功するのだが…。

民間の軍事会社は、仕事を得るためにバニングをハメようとしていた。大統領が襲撃されたため、もっと警護に力を入れる必要があるというストーリーなのだろう。民間の軍事会社への依頼を増やすことに否定的な大統領を排除する意味もある。

そのストーリーを進めるためには、バニングが行方不明になるのが必須だった。民間の軍事会社から狙われ、大統領暗殺の容疑でFBIからも追われることになる。ボロボロのバニングではあるが、家族を捨てて疾走した父親の元に頼りながらも逃げ切ろうとする。

アクションがすさまじい。バニングの敵は民間の軍事会社ではあるが、出てくる兵士たちは歴戦の強者たちばかり。傭兵として金を稼いできた者なので、一筋縄ではいかない。ラストではバニング対軍事会社のボスの対決という流れとなる。大統領が意識を取り戻したことで、潮目が変わる。

民間の軍事会社はFBIにも攻撃を加え、海外に逃亡しようとする。こうなると、もうどうしようもない。バニングは逃げ切りあとはボスと決着をつけるだけだ。

序盤のドローンでの暗殺シーンが強烈すぎる。



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