デッドフォール


 2022.7.1      スタローンはスーツ姿が意外に似合う【デッドフォール】

                     
デッドフォール [ シルヴェスター・スタローン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
スタローンとカートラッセルの刑事コンビが激しいアクションを繰り返す。ロスでどちらが一番の刑事かを争うあたり、二人がライバル関係にあるというのがわかる。どちらかというと、タンゴはスーツスタイルでスマートな刑事で、キャッシュはカジュアルで荒っぽい感じだ。二人を邪魔に感じた組織が無実の罪でふたりを刑務所に送り込んでしまう。

今まで悪人たちを刑務所にぶち込んできたふたりなだけに、刑務所でふたりは囚人たちに襲われたりもする。全体的にシリアスな雰囲気ではなく、ちょっとコメディが入った展開だ。刑務所を脱出したふたりが、自分たちをはめた者たちへ復讐を続けるのが良い。スタローンが割とスタイリッシュな雰囲気なのが意外だった。

■ストーリー
S.スタローン&K.ラッセルが魅せる男同士の絆!陰謀を打ち破く刑事アクションが炸裂!!ロス市警きっての腕利き刑事タンゴ&キャッシュ。ただし2人の相性は最悪。そんなある日、ひとつの事件をきっかけに2人の関係は180度転換する。FBI捜査官殺害の罪で、こともあろうにタンゴとキャッシュが犯人にされてしまう。罠を仕掛けたのはシンジケートのドン、ペレット。2つの正義が手を組んだとき、彼らを阻止できるものは誰もいない!スタローンがアルマーニのスーツに身を包み、映画で初めてダンディな役に挑戦。それまでの寡黙なイメージを一新したハード・ポリス・アクション。

■感想
破天荒な刑事コンビが暴れまわる系の作品。昔から定番的なパターンだが、本作ではスタローンとカートラッセルがコンビを組んでいる。意外なのが、スタローンがスーツの似合う役を演じているという部分だ。カジュアルで肉体派なイメージだけに変化がある。

カートラッセルはわかりやすいジーンズにネルシャツ姿でカジュアルな暴れん坊という感じだ。ふたりを罠にはめて裁判にかけ、さらには証拠を提出した音声の研究者などにも復讐をする。刑務所に入れられるくだりは、ふたりが次々とうその事実で固められていく流れが良い。

刑務所内部では、それまで数々の悪人を逮捕してきたふたりなだけに、それらの悪人たちと再会することになる。案の定、ふたりは悪人たちから復讐をうける。まるで拷問のように囚人たちからせめられるふたり。さすがのふたりも、多数の囚人相手ではどうにもならない。

なんとか刑務所を脱出し、次に向かうのは自分たちをはめた者たちへの復讐だ。タンゴとキャッシュそれぞれのキャラがよくでている復讐が良い。相手を追いつめる場面では絶妙なコンビをみせ、相手に真実を吐かせている。

敵の肉体派な刺客に対しては、拷問を加えて首謀者を吐かせようとする。タンゴが極悪人となり、それを止めるキャッシュ。ついにはやりすぎるタンゴを止めることができず、キャッシュは諦めて逃げようとする。となると敵は本当にタンゴに殺されると思い、すべてを証言してしまう。

このコンビはどこかコメディな雰囲気がある。やってるこはシリアスで激しいアクションなのだが、いちいちふたりの会話が良い。どこかお茶らけたような雰囲気が全体的にただよっている。

ロス市警ナンバーワンを争うふたりのコンビは最高だ。



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