デッドコースター ファイナル・デスティネーション2


 2022.4.13      グロテスクな死に方のオンパレード【デッドコースター ファイナル・デスティネーション2】

                     
デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2
評価:2.5

■ヒトコト感想
過去の航空機事故で生き残った者たち。その者たちと関わった者が、ハイウェイで大事故に遭うはずだったのだが…。運転中のキンバリーは事故の未来を見てしまい、混乱し車を止めて動かくすことができない。その結果、本来なら事故で死ぬはずだった者たちが、生き残ってしまった。世の摂理として、死ぬはずだった者たちは、順番に死ぬことになる。

恐ろしいのはその死に方だ。序盤から激しい事故の映像が登場し、すさまじいインパクトがある。巨大な丸太がフロントガラスを突き破って顔に突き刺さる。アパートの非常階段が顔に突き刺さる。挙句は、すべてが終わったかと思われた瞬間、少年がBBQのコンロで爆死してしまう。まさに趣味の悪い死に方のオンパレードだ。

■ストーリー
あの忌まわしい航空機事故から1年後―。ハイウェイ・ルート23号。大型トラックに積まれた巨木が崩れ落ちた時、それは起こった!巨木に見舞われた先頭車がクラッシュし、逃げ場のない後続車もドミノ倒しのように激突、横転、追突、クラッシュ、炎上と、死者8人を出す大惨事となり、ハイウェイは瞬時に地獄と化した。その身の毛もよだつ連鎖事故は、運転中のキンバリーが見た“死の予知夢”だった・・・。はたして、奇跡的に自己を回避した8人は、想像を絶する死との闘いに勝ち残れるだろうか!?

■感想
凄惨な死に方が強烈に印象に残る作品だ。ハイウェイの大事故の場面はすさまじい。玉突き事故なのだが、警察車両に、トレーラーが積んでいた丸太が落ちてフロントガラスに突っ込んでくる。そこから大事故の連鎖が始まる。ひっくり返った車。ガソリンに引火し大爆発する車。

多くの人が死亡したこの事故の映像を予知したキンバリーは、混乱しその場から動くことができない。その結果、起きるはずの事故が起きない。死ぬはずだった者は、死の運命から逃れられないということなのだろう。

強烈なのは死に方だ。本作のメインは、皆が死が迫っていると理解し、その法則までも理解していることだ。キンバリーが何かを予知すると、それにまつわる死が順番に訪れる。信じない者もいるが、順番に死んでいくと信じずにはいられない。

宝くじを当て大金持ちになった男は、アパートが火事に合い、焼け死ぬかと思いきや、アパートから脱出に成功する。が、次の瞬間、顔面にアパートの簡易非常階段が突き刺さり死亡してしまう。この死に方の凄惨さを楽しむべき作品だろう。

どのような死に方をするのか。エレベータに挟まれそのままエレベータが上階へ上がってしまい。。。死の瞬間はさすがに映像として表現しないが、それでも十分すぎるほどグロテスクだ。死の現場には血みどろの床が広がったりもする。

死の運命を逃れるために、予想外の生還を起こすことに成功するキンバリー。無事、死の運命を逃れ、めでたしめでたしとなるところだが…。野外での楽しいBBQパーティで、ひとりの少年がBBQで肉をとろうとして爆死する。ラストで少年の腕が皿の上に乗っかるという悪趣味な終わり方だ。

凄惨な死に方が本作のメインだ。



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