ボーはおそれている [ ホアキン・フェニックス ]
評価:3
■ヒトコト感想
奇妙で恐ろしい物語。最後まで見ても結局どんな物語かよくわからない。ことの発端はボーのアパートの周りがまるで無法者の集まりのような状態となり、油断すると部屋に入られる危険性がある。そのタイミングでボーは母親に会いに行く約束をしていたのだが…。部屋の鍵が盗まれ外に出た途端に部屋に入られ部屋を荒らされてしまう。
変質者に襲われ、電話で母親が死んだと知らされる。すべての不幸がいっぺんにボーに襲いかかったような感じだ。ただ、どこかですべてはボーの妄想なのではないか?と思えてしまう。街中が変質者であふれており、ボーの姿を見たら襲いかかってくるなんてのは普通ではない。母親の葬式のために実家に向かうボーにはさらなる不幸が待ち受けている…。
■ストーリー
日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していく。
■感想
もしかしたらすべては不安神経症のボーの妄想なのかもしれない。道に出るとあらゆる変質者が自分を狙っていると思い込む。実際にスキを見せると襲いかかられ、すんでのところでアパートに逃げ込むことに成功する。
母親に会いに行く前に部屋のカギをなくしたことで飛行機に間に合わず…。次の日に、母親が死亡したと知らされる。失意のボーが向かうのは実家なのだが…。ボーの不幸はすべて現実のようには思えない。街で交通事故にあい、その当事者の家で治療を受けることになるのだが…。
この家の家族もまた少しおかしい。家の敷地には精神的に異常になった男を治療のためにかくまっている。ボーは娘の部屋を使って治療されているのだが…。この娘も何かしら問題があり、部屋を奪ったボーに対して辛くあたる。
ボーは早く実家に帰って母親の葬儀に参加しなければならないのだが…。異常な家庭は息子を戦争で亡くしていた。まるでボーを息子のように扱う。ボーの目から見た家族の異常さが描かれてはいるが、実はすべてはボーの勝手な思い込みで、周りは正常なのかもしれない。
様々なことがありながら、ボーは母親の葬式にギリギリ間に合わなかった。が、実は母親は生きており、死体は別人だった。。。この母親の異常さもさることながら、ボーも何かしら問題があるような記述がある。母親はビジネスで成功しているが、その中で発達障害の子供に対する対応方法などをビジネスにしている記載がある。
ということは、ボーには間違いなく何かがあるのだろう。ラストではボーは母親を殺害してしまうのだが、その後、ありえない場所で裁判が開かれることになる…。
最後までよくわからない物語だ。