プライム1スタジオ プレミアムマスターライン アリータ バトル エンジェル アリータ バーサーカー
評価:3
■ヒトコト感想
CGで顔だけ加工されているのだろう。主役のアリータは体は人間でありながら顔はあえて目を大きくしてCGで作られたものとわかるようにしているのだろう。昨今の技術の進歩で実物の人間と変わらないCGを作ることはできるが、あえてそうしない。サイボーグのアリータが活躍する物語だ。背景を含めほとんどがCGではあるが人間の演技もある。
サイバー医師のイドが鉄くずの山から作り出した少女アリータ。ごく普通のかわいらしい女の子ではあるが、強烈な身体能力をもっていた。ユートピア都市のザレムにあこがれるクズ鉄町の人々。賞金稼ぎのサイボーグやボールを奪い合う競技など、アリータのアクションを際立たせる演出が多数登場してくる。
■ストーリー
天空に浮かぶユートピア都市“ザレム"と、そこから排出された廃棄物が堆積する荒廃したクズ鉄町“アイアンシティ"。ある日、サイバー医師のイドはクズ鉄の山から少女の頭部を発見し、新しい機械の身体を与えアリータと名付ける。記憶を失ったままのアリータだったが、襲ってきた敵からイドを守るために戦った際、自分に驚異的な戦闘能力が備わっていることに気づいてしまう。彼女は、300年前に創られた“最強戦士"だったのだ。自分と世界の運命に立ち向かうアリータの戦いが今、始まる!
■感想
ジェームズキャメロン作品なだけに、アバターに負けない強烈なCGが多数活用されている。アリータ役はちゃんとした女優が演じているのだが、顔だけは別人にされている。この手法はどうなのだろうか。あえてそうする理由が不明なのだが…。
アリータはサイボーグなので激しいアクションが可能だ。実はアリータは軍隊用に作られた別の体があった。アリータ自身も気づいていない身体能力。その辺のチンピラの賞金稼ぎが束になろともアリータには勝つことができない。
アリータが挑戦するクズ鉄町での競技としてモーターボールがある。ラグビーのようにボールを奪い合いゴールに入れる競技ではあるが、フィールドが傾斜のついた円形のサーキットのようなものだ。さらには、相手を攻撃することもありで、相手を殺害してボールを奪うことも可能となっている。
アリータを狙う勢力は、モーターボールで勝つことは目的とせず、最初からアリータの殺害を目的として協議に参加している。ただ、それでもアリータはすべてを返り討ちにして勝利してしまう。後半のアリータの無双具合はすさまじい。
ユートピア都市ザレムは最後まで不気味だ。クズ鉄町からザレムに上がる唯一の通路は、不審な者が近づくと、円形で鋭い刃が周り続けるマシンが近づいてくる。軒並み、その通路を登ろうとする者たちを鋭い刃でずたずたにしている。アリータの恋人はザレムへのあこがれを捨てきれず無理して進んだために…。
やりようによっては続編が可能となるのだろう。ザレムの都市へ入り込み、ザレムを破壊するためにアリータが活躍する物語となるのだろう。
CGのクオリティはすさまじい。