2024.10.6 おばあちゃん化したセリーヌディオン【アイ・アムセリーヌ・ディオン 病との闘いの中で】
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評価:3
■ヒトコト感想
セリーヌディオンの栄光の人生と病に倒れたあとの苦悩が描かれている。自分的にはタイタニックの曲くらいしかイメージがないが、世界的な大スターであることは間違いない。現在のセリーヌディオンはまさにおばあちゃんのような風貌をしている。ある程度テレビに出る際には、アンチエイジング的な処理が施されているのだろう。
作中では映画の撮影現場があるのだが、そこで自分の映像にアテレコをしているのだが…。映像の中のセリーヌディオンとアテレコをしている本人はまるっきり別人なのに驚いた。そのほかにも、14人兄弟だったとか、双子の子供がいたとか、知られざる日常が明らかとなる。後半では病気の厳しさがそのまま映像化されている。よくこの場面を撮影させたなぁ、という印象が強い。
■ストーリー
「アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との闘いの中で~」では、世界的なスーパースター、セリーヌ・ディオンが人生を変える病と闘う姿を生々しく、嘘偽りなく描く。彼女の人生を導いてきた音楽はもちろん、人間の精神力の強さも示している。
■感想
セリーヌディオンが病に倒れる。何万人にひとりの奇病。体の神経が敏感となり、体が痙攣し動かなくなる。世界的な大スターの病ということで話題にはなった。そしてパリ五輪の開会式に登場し歌い上げたシーンはより感動を引き起こすのだろう。
昔から売れ続けた大スターなので、家は豪邸でセレブな生活をしている。本人は生活よりも歌を歌えない、コンサートを開けないことに苦悩している。過去の思い出を語りながら現在の状況を説明する。今までの衣装や思い出の品がすべて倉庫のような場所に保管されているのは強烈だ。
セリーヌディオンの家族が登場してくる。双子がいかにも金持ちの子供のような風貌をしている。いい年なのだろうが、太った長髪でおそらくは働いていないのだろう。母親の印税で一生遊んで暮らせるのは確定している。
家にはお手伝いさんがいて、楽しそうにゲームをしている。母親が重病ではあるが、母親は息子たちに自由にやらせている。極めつけは二人のゲーム部屋かと思わしき場所だが、巨大なモニター付きの椅子に座り宇宙船のコックピットのような状態でゲームをしている。これはとんでもなく甘やかされた子供だとわかる場面だ。
ラストでは病気で痙攣する場面が赤裸々に映像化されている。こんな風になるのだ、と驚きしかない。復帰のリハビリとして歌を歌った後に、脳に刺激が入ったからと激しい痙攣が始まる。こんな状態からパリ五輪の開会式のパフォーマンスまでもっていったのはすさまじい。
そして、自分の姿をさらすのもすさまじい。映像だけしか見ていない人は、現在のセリーヌディオンの姿に衝撃を受けるのだろう。年齢的には当然なのだが、明らかにおばあちゃん化している。
強烈なドキュメンタリーだ。
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