ゼイリブ


 2022.2.4      カルト教団の言うことは真実だった?【ゼイリブ】

                     
ゼイリブ [ ロディ・パイパー ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
カルト的な人気のある作品。明らかに何か変な雰囲気がある。かなり昔の作品であることは間違いないのだが、特殊な魅力がある。TVからは電波が発信されており、人々は洗脳されている。主人公はエイリアンを判別できる特殊なサングラスをかけることで、エイリアンを見つけてしまう。この世界はエリアンに支配されている。特にセレブや裕福な人は間違いなくエイリアンだという流れだ。

人間は貧困にあえぎ苦しんでいるという流れらしい。昔からこの手のテーマの作品があったということなのだろう。エイリアンの風貌が、骸骨のような見た目なのが恐ろしい。エイリアンの放送局があり、そこから人間を支配する電波を発信しているのが妙に面白い。全般的にヘンテコな映画であることは間違いない。

■ストーリー
あなたはもう、誰も信じられない―。エイリアンによる地球侵略は誰にも知られず進行していた!エイリアンたちの正体を判別できる特殊なサングラスを偶然手に入れた主人公は、レジスタンス運動に参加する事になるのだった。

■感想
ただのホームレスの男が偶然エイリアンを見分けるサングラスを手に入れる。作品の中では、エイリアンの存在に気づいた者たちが、まさしくカルト宗教にはまった異常者という扱いを受けている。本当は大多数の人間がエイリアンたちに騙されているということなのだろう。

TVから人間をコントロールする電波が発信されている。カルトな人々が声高に叫ぶヘンテコな論理なのだろう。それが実際に、エイリアンの放送局があり、そこからTVで人間を支配する電波を出しているのが面白すぎる。

サングラスをかけると、周りにはエイリアンだらけとわかる。特にセレブな者たちがエイリアンなのは衝撃的だ。貧困層の者たちが人間で、エリアンたちにこき使われている。警察組織もエイリアンに支配されており、サングラスを見て秘密を知る者を排除しようとする。

カルト教団を排除しようとするエイリアン。図式的には政府や上層部がカルトを排除しようとしているのだが、その中身はエイリアンが秘密を知る者たちを排除しようとしているということだ。

エイリアンの支配から逃れるために奮闘する男たち。人間を支配する放送局を爆破したりとかなり激しく暴れている。ただ、結局はエイリアンの支配から逃れることはできないのだろう。世の中のカルト教団が実は真実だという流れなのだろう。

大多数の者たちが騙されている場合は、それを覆すことはできない。世の中の流れに警笛を鳴らすような作品だ。間違いなくマニアックで人を選ぶ作品なのだが、時代的な背景を考えても、当時としてはかなり新しい作品だったのだろう。

エイリアンの見た目が強烈だ。



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