ワイルド・ワイルド・ウエスト


 2022.1.4      西部劇の時代に巨大なロボが登場【ワイルド・ワイルド・ウエスト】

                     
ワイルド・ワイルド・ウエスト [ ウィル・スミス ]
評価:3

■ヒトコト感想
ウィルスミス主演のウエスタン物語。南北戦争が終わったアメリカを舞台にし、ウエストが大活躍する。肉体派のウエストと科学で様々な機器をあやつるゴードンのコンビが良い。最初はいがみ合っていたふたりだが、大統領から直々に二人に命令が下る。ラブレス博士の野望を砕くのが本作のメインなのだが。。。ラブレス博士のインパクトがすさまじい。

戦争で下半身を失ってはいるが、車いすのような物に座り、様々なマシンを使い、アメリカを支配しようとする。時代にそぐわない機器の数々がすさまじい。まるでスターウォーズのように巨大なクモを模したマシンが登場してくる。明らかに突出した技術力だ。ラブレス博士に対して、ウエストとゴードンのドタバタコンビが対決する。

■ストーリー
1869年。アメリカ陸軍のジェームズ・ウエスト大尉は、仲間を大量虐殺した“流血将軍”マグラス将軍を追っていた。一方、合衆国法執行官アーティマス・ゴードンもまた、高名な科学者誘拐の実行犯としてマグラス将軍を調査していた。そんな彼らに大統領から「将軍の背後に潜むラブレス博士の野望を阻止せよ」との密命が下る。将軍が単なる先兵に過ぎなかったことを知った行動派のウエストと知性派のゴードンは、互いにいがみ合いながらも決死の追跡を開始する。ウィル・スミス、ケビン・クライン競演。さらにクールな音楽、美しい衣裳、独創的なメカデザインと、見所満載のSFXアドベンチャー。

■感想
冒頭、ウエストは型破りなヒーロー的な印象がある。警察的な立ち位置で、マグラス将軍からは危険人物としてマークされている。序盤ではマグラス将軍を逮捕するために、ウエストとゴードンがお互いをライバル視しながら戦い続ける。

わかりやすいキャラ付けがされている。ウエストは銃を巧みに操り戦う。ゴードンは科学の力を妄信し、特殊な機器や変装を使って敵を逮捕しようとする。肉体派と知的派ということなのだろう。ふたりのゴタゴタが物語のスパイスとなっているのは間違いない。

マグラス将軍の裏にはラブレス博士がいる。すさまじい武器を開発しマグラス将軍へ売っていたのだが…。あべこべにマグラス将軍の軍を戦車で皆殺しにしたりもする。ラブレス博士のラスボス感がすさまじい。

下半身がない状態で車いすのようなもので動き回り、後ろからマグラス将軍に銃を突きつけられても、ボタン一つで後ろ向きに銃をぶっぱなしてマグラス将軍を倒している。ゴードンの科学を軽く凌駕する技術力とすさまじい武器の数々だ。極めつけは、巨大なクモのようなマシンだ。

まさにスターウォーズに登場してきそうな巨大マシンでラブレス博士はアメリカ大統領を脅しにかかる。西部劇の時代に巨大なロボが登場してくると、それは圧倒的な戦力となる。ここで、ウエストとゴードンが無謀な戦いに挑むことになる。

お決まり通り、ゴタゴタがありながらもウエストが女装したりゴードンが大統領の影武者となったりと大暴れする。ラストではラブレス博士との対決だが、二転三転あるのが良い。わかりやすい勧善懲悪モノなので誰もが楽しめる作品だろう。

クモ型の巨大マシンは強烈だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp