ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT


 2020.7.28      ヘンテコな日本人像が気になる【ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT】

                     
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
評価:2.5

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズの第3弾。1から順番に見たわけではないが、本作だけシリーズの中で異質な雰囲気が強い。まず舞台が日本ということで、ヘンテコな日本語を話す外国人が沢山登場してくる。さらには、日本の売れっ子俳優をオマケのように出演させてみたり。日本のせまっ苦しい住宅や、変な部分をあえて目立つように描いている。

舞台が日本となったのはドリフトがメインなのだろう。ドリフトで有名な人物がちょっと出演していたり、ドリフトファンはうれしいだろう。ハイスピードのレースというよりは、すさまじいドリテクを見る作品だ。本シリーズは他の部分はどうあれ、レースシーンはすさまじい迫力がある。本作でも、峠をドリフトしながら攻めるシーンは迫力満点だ。

■ストーリー
極限までチューンナップされたカスタムカーのハイスピードバトルを描いたカーアクションシリーズ第3弾。走ることを禁じられたショーンは、東京でドリフトというテクニックに出会う。

■感想
カスタムカーでレースをするこのシリーズ。本作ではアメリカを飛び出した高校生が日本でドリフトのレースを行う流れだ。シリーズの主要メンバーは出演していない。のちに主要メンバーとなるハンが登場している程度だ。

日本にやってきた高校生がチンピラとドリフトの対決をし、車がボロボロになるほどドリフトに失敗する。ハンの車を借りてドリフトを行い車を大破させる。本作は外伝的な物語なので、ドリフトメインとなっているのだろう。狭い日本はドリフトにもってこいの場所だ。

アメリカ人から見た変な日本像が描かれている。部屋は狭く、窓を開けるとすぐ隣に別の家の部屋が見えている。アメリカ人から見た変な日本が思いっきり描かれている。そして、日本人を演じるのはアメリカ系の中国人のような雰囲気だ。

日本語で会話をするシーンでは思いっきりなまった日本語となっている。日本の有名俳優がちょい役で登場し、その他のキャラは思いっきりハリウッド俳優となっている。ヘンテコな日本人が描かれているが、レースシーンはこのシリーズとしての面白さが凝縮されている。

日本の狭い道はドリフトにうってつけなのだろう。シリーズの他作品と比べると、明らかにレースの毛色が異なっている。峠を2台のカスタムカーで攻める。一歩間違えれば谷底へ真っ逆さまのコースでありながら、ハイスピードでコーナーへ突っ込む。

このスピード感は他シリーズの疾走感とは異なるインパクトがある。シリーズの中でも異質だが、激しいインパクトがあるのは間違いない。ラストではオマケとして、メインシリーズのトレントが登場したりと、ファンにはうれしい演出がある。

激しく峠の下りを攻めるドリフトシーンは必見だ。



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