2020.11.29 ハリソンフォードは無条件に良い夫に見える【ホワット・ライズ・ビニース】
ホワット・ライズ・ビニース
評価:2.5
■ヒトコト感想
スペンサー夫婦の物語。幸せな生活をおくっていた夫婦の中で、妻のクレアだけが隣の夫婦の喧嘩を気にし始める。そこからクレアは心霊現象を体験しはじめ、それがエスカレートするとクレアだけが心霊現象に悩まされる状態となる。観衆はクレアの勘違いないのか、それとも本当に何かが起きているのか中盤までわからない。
クレアの夫の不倫が発覚し、その不倫相手の女学生が行方不明になっていることを知ると…。明らかにクレアの夫に何かがあるような展開だ。クレアの勘違いという流れも残しつつ、霊のメッセージからクレアが真実へと近づいていく…。ハリソンフォードがクレアの夫を演じているのだが…。ハリソンフォードは無条件でよい夫のように見えてしまうから不思議だ。
■ストーリー
郊外の美しい湖畔の家に住むスペンサー夫妻。妻のクレアは喧嘩の絶えない隣家が気になり、垣根越しに覗き見るようになる。そんなある日、隣家の主人が車のトランクに人間大の荷物を積みこむのを目撃する。以来、家の中で不可思議な現象が起こり始める。だがそれは衝撃の結末へのプロローグに過ぎなかった……。
■感想
スペンサー夫妻は幸せな生活を送っていたのだが…。妻のクレアは心霊現象を見るようになる。隣の喧嘩の絶えない夫婦の奥さんが殺され、その霊が自分に何かメッセージを伝えようとしているように勘違いする。クレアの勘違いなのか、それとも心霊現象は実際に起きているのか。。。
隣の夫婦の夫が実はDV男であり、妻は殺されており、その霊がクレアに助けを求めていると思い込むクレア。あるパーティで男を見つけ出し問い詰めるのだが…。殺されたはずの妻がパーティに参加していた。。。この状況であればクレアが精神的におかしくなったと思われる流れだ。
クレアは霊が自分に訴えかけてくるメッセージを分析し始める。イニシャルに始まり、何かヒントをクレアに示そうとしているのだと…。クレアは知り合いにも話をして心霊現象について調査する。ここまでくるとクレアの異常さというのが冗談ではないように思えてくる。
クレアの優しい夫はハリソンフォードが演じており、やさしくクレアを守っている。過去にクレアが問題行動を起こしたことまで語られてるので、なおさらクレアの異常さというのが真実味をおびてくる。
勝手な先入観もあるのだろうが、ハリソンフォードを夫役としたのは成功だろう。良い夫というイメージしかない。多少の浮気があろうとも、クレアを大事にする良い夫のように思えた。仕事に対しても成果を出し、これからさらに出世する雰囲気をかもしだしていた。
そんな夫が実は過去に教え子を殺していた。そのことに気づいたクレアは…。最後の最後までクレアは精神に異常をきたしたために、勝手な妄想により心霊現象を作り出しているのでは?と思わずにはいられなかった。
キャスティングにより成功した作品だ。
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