2019.4.17 夢を理由に無軌道な生活を続ける若者たち【WE ARE YOUR FRIENDS】
WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ…
評価:3
■ヒトコト感想
駆け出しDJのコールは仲間たちと共に怠惰な日々を過ごしていた。女の子をナンパし、パーティに女の子を集める。定職につくわけでもなく、大金を稼ぐことだけを考えている典型的な夢見る若者だ。そんな中でコールは有名DJのジェームズと知り合いとなり、そこからDJ見習いとしてジェームズの家でDJの修行をする。平行して怪しげな不動産業の手伝いを仲間たちと共に行い、簡単に大金が手に入ることを驚く。
薬の売人のようなことをする仲間たちに嫌気がさしながらも、自分自身がくすぶっていることを実感するコール。いかにもロスのセレブのようなパーティや、夢を追いかけ集まる若者など、わかりやすい展開だ。そこから仲間のひとりが死ぬことで、コールに変化がおとずれる。
■ストーリー
遊びも、恋も、夢も、仲間がいたから全力になれた―いつかは大金を稼いで地元を抜け出す―。23歳、EDMシーンでスターになることを夢見るDJのコール。仲間達とクラブでのナイトライフを日々楽しみつつも、誰もが心のどこかで自分の将来に悩んでいた。そんなある日、コールは心に傷を負ったカリスマDJのジェームズと出会う。
彼はコールを若かりし頃の自分に重ね合わせ、熱心に指導し始める。しかし、真剣に夢へと向かって走り始めたコールと仲間達の間には、いつしか歪みが生まれてしまう。ついに一大フェスへのチャンスを掴んだコールだったが、恩師ジェームズの恋人ソフィーへの抑えきれない想いにも苦しんでいた。仲間、恋、夢の間でもがき苦しむコールが、最後に掴み取る自分の未来とは―。
■感想
見習いDJコールがフェスでチャンスを掴み活躍する物語。仲間たちとくすぶり続けるコール。薬の売人のような仕事をしたり、女子大生をナンパし、パーティに女の子を集める仕事をしたりと、定職につかず日々をだらだらと好き勝手に仲間と過ごす。
若者特融のモラトリアムな雰囲気が強い。仲間には喧嘩早い者もおり、パーティでトラブルになったりもする。そんなときに、コールは有名DJのジェームズと出会う。ジェームズに気に入られたコールは、ジェームズの家でDJの修行をしたりもする。
定番の流れとして恋がある。ジェームズの恋人と良い関係になり、ダメだとわかっていながらも惹かれてしまう。夢を追いかけるのか、女なのか、それとも仲間なのか。金がないコールたちは、不動産業の手伝いをして大金を手に入れる。
いかにも怪しげな不動産業で、困っている人を騙して大金を手に入れている。コールはひとり罪悪感から苦しむ。コール以外の仲間については、そこまで掘り下げられていないので、どのような夢があり、目的をもっているのかがわからない。
コールが変わるのは仲間の死からだ。一緒の家に住みパーティを楽しんだ。朝起きると仲間のひとりが死んでいた。特別な理由があるわけではないので、薬物での死ということなのだろう。コールはジェームズとの関係を見直し、改めて大きなフェスでのDJのチャンスを掴む。
若者の青春といえばそれまでだが、コールはまだしも、コールの仲間たちの無軌道な感じは、将来どうなるのかが見ていて不安でしょうがない。DJとして、様々な音楽の素材を集めるシーンは面白い。
コールが最後に夢をつかみとれるのが良い。
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