ワンダーウーマン


 2021.2.28      軍神アレスが乗り移った人間を倒せ【ワンダーウーマン】

                     
ワンダーウーマン [ ガル・ガドット ]
評価:3

■ヒトコト感想
外界から遮断された島で生まれ育ったアマゾン族の王女ダイアナ。ワンダーウーマンとして人間界での戦争を止めようとする。ワンダーウーマンはスーパーマンほど強くはない。銃で撃たれれば死ぬので、必ず腕にはめた鉄の腕輪のようなものや盾で銃弾を防ぐ。人間を凌駕した身体能力や光る鞭を使うのだが、体は人間と同じようだ。

偶然島に不時着したアメリカ人と、アメリカ人を追いかけるドイツ人たちの戦いを目の当たりにして、自分の宿命に目覚めていくダイアナ。ワンダーウーマンとして戦争を止めるために軍神アレスがとりついたであろう人間を倒そうとする。アメリカ人パイロットと協力してドイツの毒ガス製造計画を妨害しようとする。登場人物たちの個々のキャラが個性的だ。特にドイツ軍の毒ガスを作る女科学者の変なマスク姿は強烈なインパクトがある。

■ストーリー
「ワンダーウーマン」と呼ばれる前、彼女の名はダイアナ――外界から守られたセミッシラで生まれ育ち、最強の女戦士となるべく鍛えられた、アマゾン族の王女だった。ある日、島の海岸に不時着したアメリカ人パイロットから、外の世界では戦争の嵐が吹き荒れていると知ったダイアナは、自分なら争いを鎮められるはずと信じて、故郷の島を後にする。すべての戦争を終わらせるため、ダイアナは男に交じって戦いながら、己の持てる最大限の力……そして真の宿命に目覚めていく。

■感想
外界から遮断された女だけの世界で生活しトレーニングを続けてきたダイアナ。そこにやってきたアメリカ兵と、アメリカ兵を追いかけるドイツ軍。女戦士たちは攻撃をしてくるドイツ兵と戦うのだが…。ここから外の世界では戦争が起きていることを知るダイアナ。

軍神アレスの呪いで人間界で戦争が起きていると思い込み、アレスを倒すためにアメリカ兵と人間界へ向かうダイアナ。ダイアナ含めた女戦士のイメージとしてはスーパーマンの女版かと思いきや…。ドイツ兵の銃弾に倒れたりと、体は生身の人間と同じだ。

ドイツ軍は特殊な毒薬を研究している。ここで登場してくる怪しげな将軍と女科学者のキャラが強烈だ。誰がアレスなのか。女科学者は顔の半分に仮面をつけた状態で、ガスマスクすらも溶かしてしまう恐ろしい毒ガスの開発に成功する。

将軍はその毒ガスを使って、降伏を考えている上層部に対して強硬策を進言する。アメリカ兵とダイアナたちは、ドイツ軍と戦うために仲間を集める。ここで集まってくる仲間たちは個性豊かだ。必ずしも戦いに特化しているわけではないが、個性で難局を乗り越えている。

ワンダーウーマンは生身の人間に近いのだが、素晴らしい身体能力と黄金に光る鞭を使う。ドイツ兵が銃を撃ってきたとしても、手首に巻いた鉄の腕輪で防いでいる。戦車からのミサイルさえも盾で防いでしまう。誰もワンダーウーマンを倒せない。無敵ではないのだが、誰も倒すことができない。

アメリカ兵は戦争を止めるために、毒ガスミサイルをたっぷりと積んだ飛行機と共に自爆する。まるでアルマゲドンのように自己犠牲の精神で世界を救うために死んでいく者たち。ここで、思わぬ感動を得ることができる。

シリーズとしてまだまだ続きそうな雰囲気がある。



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