ワンチャンス


 2020.4.3      夢のあるアメリカンドリーム【ワンチャンス】

                     
ワン・チャンス / ポール・ポッツ
評価:3

■ヒトコト感想
ポールポッツがオーディション番組で大ブレイクするまでを描いた作品。子供のころからデブでいじめられっ子なポッツ。ただ歌はうまい。成長したポッツは恋人のいない冴えないケータイショップの店員だった。そんなポッツが大ブレイクするまでにはさまざまな障害があった。恋人との出会いは運命かもしれない。ただ、そこから歌の専門学校での挫折がある。

プロのオペラ歌手からダメだしされ、オペラ歌手の夢を諦めるポッツ。ただ、そこから愛する妻の後押しがありオーディション番組へと参加する。おそらくだがポッツの風貌があり、その歌声が風貌からは想像できなかったためにブレイクしたのだろう。デビューの仕方がセンセーショナルだからこそ、大ブレイクしたにちがいない。

■ストーリー
子どもの頃は、デブで歯並びの悪い典型的なイジメられっ子だ。大人になっても、恋人も友だちも持てない、冴えないケータイ電話販売員。彼の名はポール・ポッツ。シャイで謙虚、自信の欠片も持てずにきた彼の誰にも言えない夢は「オペラ歌手」になること。数々の挫折を繰り返すも、恋人ジュルズという初めての理解者を得、背中を押され、夢の舞台に一歩ずつ近づいていく行くポール。

ついに遂に憧れのパヴァロッティの前で歌う機会を得るが、「君はオペラ歌手にはなれない」と一蹴され、すっかり自信を喪失する。しかし、愛する妻や友達の励ましに、くじけそうな勇気を奮い立たせ上がった最後の舞台、オーディション番組。緊張に体が震え、何度も逃げ出したくなるポール。ステージか非常口か──迷うポールに、運命を分けるメールが届く──。

■感想
ポッツはぽっちゃり体型でありイジメられる要素がたっぷりな人物だ。ポッツの幼少期は割と悲惨な感じで、成長してからも恋人がいない寂しいデブとなっている。ケータイショップでバイトしながら両親と同居する。うだつの上がらないデブの典型かもしれない。

そんなポッツがネットで出会った女性と恋人同士となる。そこからポッツの人生は少しづつ変化していく。ポッツはもともと歌が好きで将来はオペラ歌手になりたいと願っていた。ただ、その一歩を踏み出せないでいた。

父親が歌に理解がないのもポイントだろう。鉄鋼マンとして家族を養ってきた誇りがある。父親はポッツにも同じ仕事をしてほしいと希望しているのだが…。ポッツは恋人に後押しされ歌の専門学校に通うことになるのだが…。

ここでポッツがその歌声でダントツに評価されるというわけではない。ということは、ポッツの実力がずば抜けているという言うわけではないのだろう。プロのオペラ歌手に歌を聴いてもらうチャンスがあっても、そこで緊張して歌うことができない。プロから失格の烙印を押され、夢を諦めてしまうポッツ。

ポッツが大ブレイクしたのはオーディション番組がきっかけだ。当時、このセンセーショナルな出来事は話題になった。実際の映像を交え、ポッツがブレイクしていく様を見るのは興奮してくる。ただ、それまでのポッツの評価から、なぜ一気にここまでブレイクしたのかは疑問だ。

もしかしたら番組の構成の妙というか、オーディション番組で優勝したからこそ大ブレイクしたのかもしれない。その後、ポッツは売れっ子オペラ歌手として世界をツアーで転々とする。

すさまじく夢のある展開であることは間違いない。



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