ワイルドガン


 2019.12.29      殺しの連鎖から抜け出したいガンマン【ワイルドガン】

                     
ワイルドガン [ キーファー・サザーランド ]
評価:3

■ヒトコト感想
西部劇。ガンマンのヘンリーは故郷に帰ってきたがそこで母の死を知る。ガンマンとしての生活に嫌気がさしたヘンリーだが、周りはまだヘンリーを恐れている。町では地上げ屋が横行しておりギャングを雇い、農場の持ち主から無理やり土地を買い上げている。物語はギャングたちの残虐な行動と、ヘンリーがどこまで我慢するかという流れになっている。

地上げ屋はヘンリーを恐れ凄腕ガンマンを雇うのだが…。この凄腕ガンマンが良い奴で、ギャングとは違った考え方をもつ。できるだけ争いは避けたい。ヘンリーとも戦いたくないと考えている。暴力とは無縁の生活をしようとしたヘンリーだが、父親がギャングに刺されれたことをきっかけとして戦いに赴くことになる。。。

■ストーリー
舞台は19世紀アメリカ・ワイオミング州。ガンマンであったジョン・ヘンリー・クレイトンは母の死に際して銃を捨て、父がいる故郷ワイオミングに帰郷する。父は長年、彼の過去の行為を許さず疎遠であったが、今回は和解したいと思っていた。戻った故郷では、ジョン・ヘンリーの帰りを待っていたはずの恋人メアリー・アリスが別の男と結婚し、子どもをもうけていた。

一方、町では鉄道計画による土地買収が進み、立ち退きを拒んだ者にはギャングたちの仕打ちが待っていた。ギャングの横行に立ち向かえるのは、元ガンマンのジョン・ヘンリー、ただ一人。彼は、暴力をやめることを前提に父親と和解したものの、町と家族のために、再び銃を抜くことを決意するがーー。

■感想
ヘンリーは名をとどろかせたガンマンであったが、銃を捨て故郷に帰ってきた。そこで暴力の連鎖に嫌気がさしたヘンリーは暴力とは無縁の生活をし始める。町は地上げ屋が農場を買いあさりギャングを使い無理やり農場主たちを追い出している。いうことを聞かない農場主にはギャングたちを使い殺害する。

とんでもなく横暴なギャングたち。町の者たちもみなギャングの横暴に嫌気がさしているのだが、何も言えない状態が続いている。ギャングたちの悪さ具合がすさまじければすさまじいほど、物語は魅力的になる。

ヘンリーの周りの者たちもギャングを恐れている。ヘンリーにつっかかってくるギャングたち。ヘンリーはひたすら耐え忍ぶのだが…。ギャングの激しい攻撃はすさまじい。地上げ屋の言うことを聞かない者たちにについては容赦ない。

そして、町の人々もこのギャングたちを嫌悪している。ヘンリーは父親との約束で暴力の連鎖から逃れようとするのだが…。ここでヘンリーの父親がギャングに刺されたことで、ヘンリーが参戦してくる。実は地上げ屋やガンマンはヘンリーの参戦を恐れていた。

ヘンリーはギャングのたまり場に乗り込む。そこで激しい銃撃戦を繰り広げギャングたちを圧倒する。最後にはガンマンと対決するかと思いきや…。雇い主である地上げ屋をヘンリーが殺害することで、ガンマンとの対決は回避することに成功する。

このガンマンがとてつもなくかっこよい。ギャングたちの横暴をいさめはするが、雇い主に反逆することはない。ヘンリーに対してちょくちょく忠告するのだが、その先ではヘンリー寄りの考え方をする。強烈なインパクトがあるのは間違いないガンマンだ。

ヘンリーの行動は終始一貫している。



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