特攻野郎Aチーム THE MOVIE


 2018.2.24      バカっぽさ満天のチーム 【特攻野郎Aチーム THE MOVIE】

                     
特攻野郎Aチーム THE MOVIE [ リーアム・ニーソン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
特攻野郎Aチームは今まで見たことはない。ただ、特殊な能力をもつ個性的な兵士たちが集まるチームだということはなんとなくだが想像できた。特殊部隊の面々が謀略により逮捕されたが、そこからリーダのハンニバルの力で再びメンバーが集まることに…。わかりやすい展開だ。癖のあるキャラたちが自分の得意技を活かして活躍する。

チームとしてのバランスはとれている?のだろうか。一番の肉体派で暴力的な黒人の男が、後半にはなぜか宗教に目覚め人を傷つけることを嫌がったりと、キャラの個性が強い。このキャラたちをまとめ上げるリーダーの実力がすばらしい。当局とAチームとの対決。激しいドンパチが繰り広げられるのは想定内だろう。

■ストーリー
1年前――特殊部隊のメンバーから結成されたAチームの面々が、何者かの謀略により無実の罪で逮捕された。しかしリーダーのハンニバルは、まんまと刑務所からの脱獄に成功し、部下のフェイス、B.A.、マードックと合流する。

かくして復活したAチームは、すかさず無実を証明するため行動を開始。ハンニバルが編み出す荒唐無稽な作戦のもと、当局の追跡をかわしながら、自分たちの名誉を汚した黒幕に迫っていく。謎のCIA捜査官や、Aチームの逮捕に執念を燃やす国防犯罪調査局のソーサとの策略合戦が、ド派手に火花を散らす!!

■感想
リーダーのハンニバルと共にチームメンバーが再結集することになる。刑務所から脱獄に成功した面々はチームとして活動するのだが…。Aチームの作戦は荒唐無稽だ。戦車がパラシュートを付けて空から降りたりと、常識では考えられないような作戦ばかりだ。

そんなAチームに対して、CIAや当局がAチームを追いかける。基本的にシリアス路線の作品ではないので、チームメンバーに離脱者がでたり、辛い別れがあるようなものではない。個性的なキャラがチームとして暴れまわる物語だ。

Aチームの特殊な活動を見ながら、すっきりとした気分になる物語だろう。個性の強いキャラたちが面白い。ヘリの運転技術はすばらしいが、性格が異常な男だったり、暴力的な男で、戦いが大好きなはずだが、一度刑務所に入れられると、性格がガラリと変わってくる。

それまでバリバリ戦ってきた男が、いつの間にか戦いを避け、人を殺さないと固く誓う。宗教にかぶれてここまで変わるのか?というほど強烈な変化がある。その他にも、個性は強いがそれぞれの腕は確かな男たちがチームとして協力すると何倍もの力を発揮することになる。

偽ドル紙幣の原板を取り戻すというミッションを遂行しようとするAチーム。元ネタである特攻野郎Aチームを知らないのでなんとも言えないが、割とスマートにミッションを遂行している。もっと泥臭く、コメディ要素が強いと思っていたのだが、それほどでもなかった。

キャラの個性もあり、見どころもある。戦車での落下シーンはまさに最高の見どころだろう。イラクを舞台にしたゴタゴタ。キャラの変化や、その先にあるちょっと心が熱くなる流れ。バカっぽさも多少ありつつ面白さを保てている。

元ネタを知らなくても楽しめる作品だ。



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