沈黙の報復


 2021.9.12      ギャングのアジトにひとりで乗り込む男【沈黙の報復】

                     
沈黙の報復
評価:3

■ヒトコト感想
スティーヴンセガール主演の作品。いつものパターンでセガール演じるサイモンがひとり暴れまわる。今回の暴れる動機は、警察官である息子のマックスが何者かに殺されたことにある。息子を殺した犯人に復讐するために、ギャングたちの街へ入り込む。ここで、よそ者を排除しようとするギャングたちをあっさりとぶちのめしている。でかい白人の男が黒人ギャングの街に入り込むとそれだけで目立ってしまう。

ギャングのアジトに乗り込んで、そこのボスにマックスを殺したかと問い詰めたりもする。サイモンの行動は一貫している。マックスを殺したのは誰か。例え命令した者が別にいたとしても、実行した者に対して復讐するだけ。ただそれだけを目的に暴れまわっている。

■ストーリー
サイモンの一人息子で警察官のマックスが凶弾に倒れた。息子を殺害した犯人を探し出すため、ギャングが集まる危険なエリアに一人踏み込む。復讐心だけで支えられた戦いに挑む男に、冷血な銃弾が襲い掛かる。

■感想
セガールが暴れまわる。冒頭、マックスが何者かに殺されてしまう。悲しみにくれる家族の中で、サイモンだけが怒りで目に炎を燃やす。サイモンの行動は早い。そして、恐れるものは何もない。ギャングの街へ入り込み、暴れまわる。

マックスを殺したのは誰なのか。よそ者を排除しようとするギャングたちに対しては、あっさりと返り討ちにしている。スティーヴンセガールの体がでかく、圧倒的な力があるので、ギャングたちはあっさりとやられてしまう。セガールのでかさが印象的だ。

ギャングたちがサイモンに銃を向けたとしても、あっさりとサイモンは銃を奪い取ってしまう。そして、アベコベに相手に銃を突きつける。ギャングのボスの元へ入り込むと、そこで話を聞く。対立するギャングのグループが怪しいと考えると、そこに特攻する。

情報屋とのやりとりもあるのだが、基本はすべてサイモン主導だ。情報屋が仲間に目をつけられることを恐れたとしても、そんなことはお構いなしに近づいて情報を得ようとする。ギャングに追われた際には、車で激しいカーチェイスを繰り返しながら、最終的には撃退している。

サイモンはひとりでギャングを壊滅させる力がある。ただ、それでも目的はマックスを殺した人物への復讐だけ。ギャングのアジトに乗り込み暴れまわり、ギャングたちを倒していく。とうとうボスの前にたどり着くのだが、そこでも目的はマックスを殺した相手だけ。

ギャングのボスには目もくれず、目的を達成した際にはそのままアジトを出ている。むちゃくちゃだ。ギャングからしても、こんなむちゃくちゃな男の相手をするのは恐ろしいのだろう。

セガールの強く重い拳の威力はすさまじいのだろう。



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